WRC第5戦アルゼンチンは、4月26日木曜日のシェイクダウンテストに続いてSS1が行われ、ヒュンダイのティエリー・ヌービルがベストタイムをマーク、トップに立っている。
この日行われたSS1はカルロス・パスの市街地ステージ。1.9kmのステージは橋を渡ったりロータリーを回ったり、市街地ならではのロケーションにグラベルやジャンプスポットが合わさったミックスサーフェイスで行われた。
SSはリバースオーダーとされ、WRカー勢ではシトロエンのカリッド・アル‐カシミからスタート。SS自体に大きな波乱はなく各ワークスとも順調に走行を終えたが、シトロエンのクレイグ・ブリーンはリグループアウトに遅れたため10秒のペナルティを科され、総合タイムでは24番手となってしまった。
トップのヌービルに続くのは、トヨタのオィット・タナック、3番手にMスポーツのセバスチャン・オジエ、4番手にヒュンダイのアンドレアス・ミケルセン、5番手にシトロエンのクリス・ミーク。SS距離も短いため、ここまでが1秒以内の差にひしめいている。シェイクダウンでトップタイムをたたき出したラトバラは1.6秒差の9番手から上位を狙う。
競技2日目はSS2〜SS8の計7SS、154.20kmで争われる。勝負どころはこの日の最長ステージ、33.58kmのAMBOY/YACANTO (SS3/7)だろう。走行順が大きく影響する土曜日のステージは日本時間27日金曜日の20:13に幕を開ける。
WRCアルゼンチン SS1暫定結果
1. ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC 1:54.4
2. オィット・タナック トヨタ・ヤリスWRC +0.3
3. セバスチャン・オジエ フォード・フィエスタWRC +0.4
4. アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC +0.5
5. クリス・ミーク シトロエンC3 WRC +0.7
6. エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +1.3
7. テーム・スニネン フォード・フィエスタWRC +1.4
8. ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC +1.5
9. ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC +1.6
10. エルフィン・エバンス フォード・フィエスタWRC +2.2