全日本ラリードライバーの奴田原文雄が主宰するNUTAHARA RALLY SCHOOLは、ラリードライバー/コ・ドライバーの育成プロジェクトとしてジュニアチームを発足させ、2018年に後進の育成強化を行うことを発表していたが、この度、書類審査、セレクションを4月21日(土)、長野県の車山高原で行った。
二次審査となるセレクションは、通過者8名中、2名が辞退。リザーブの2名を繰り上げて合計8名で行われた。座学審査/個別面談の他、総合グラウンドに設置した特設会場での実技審査を経て、大竹直生(おおたけ なお・写真左)と大谷皇就(おおたに こうな・写真右)、2名のドライバーを育成選手として選出した。
大竹は、大阪の高校に通う17歳。モータースポーツの参戦実績はないが、ダートトライアル中国地区選でオフィシャルデモンストレーションランの経験を持っている。大谷も同じく17歳で、島根県の高校へ通学中。2017年にエビスサーキットで行われたJRXジャパンラリークロス・エキシビジョンマッチでファイナルに進出、6位に食い込んでいる。
2名とも現時点で17歳のため、今後は運転免許の取得、JAF競技ライセンスを取得後、実戦トレーニングに参戦を予定しているという。講師は奴田原のほか、全日本ラリー選手権で奴田原のコ・ドライバーを務める佐藤忠宜、全日本ラリー選手権で新井敏弘のコ・ドライバーを務める田中直哉が務める。ジュニアチームの育成活動として、常に選手自身が成長できる環境を整え、将来的に海外ラリーなどで活躍できるドライバー/コ・ドライバーの育成機会を設けていくという。ジュニアチームの活動は、北海道陸別町の協力のもと、陸別サーキットを拠点にしていくという。
スクールでは、FacebookなどSNSの公式ページを立ち上げ、今後の活動など最新情報を発信していく。
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