今週開催される米国ラリーアソシエーション(ARA)シリーズ第2戦オリンパスラリー(グラベル、5月19-20日、ワシントン州シェルトン)に、スバル・ラリーチームUSAは2台のスバルWRX STIをエントリーする。昨年のイベント覇者、デビッド・ヒギンズとともにセカンドカーをドライブするのは、パトリック・サンデル。2006年のジュニアWRCチャンピオンで、現在はチームのラリークロス参戦活動で600馬力のWRX STIを駆るサンデルだが、スバルからSSラリーに参戦するのは、これが初めてとなる。
「モータースポーツのキャリアのほとんどは、世界中のラリーで積んできたので、またSSラリーに参戦できることに、最高にワクワクしているよ!」とサンデル。
「昨年のオリンパスラリーには観客として訪れていたので、どんなイベントになるかは分かっている。コ・ドライバーのパー(アルンクビスト)と自分は、このラリーのためにノルウェーのラリーに参戦して、ペースノート走行や、ラリークロスでのスポッターを務めるマティアスの変わりにパーのペースノートのコールを聞く感覚を取り戻す準備をしていた。デビッドは何年もこのラリーに参戦している強豪だし、マシンを隅々まで理解している手強い相手だ。だから、自分たちは賢明なアプローチで、少しでも彼らにプレシャーを与えられるようにしていきたい。最初の数ステージではあまりタイムをロスしないことを目指し、徐々にアタックしていくよ」
ヒギンズのコ・ドライバー、クレイグ・ドリューによると、オリンパスラリーは選手権の中でも最もテクニカルなステージだという。
「そして、自分のお気に入りでもあるよ! オリンパスの道は英国の道とも似ていて、トリッキーでタイト、テクニカルなセクション、そして、とても高速でリズムに乗れるステージが入り組んでいる。全ての要素が盛り込まれているんだ。ウオータースプラッシュだってあるし、ラフな区間もある」