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WRC両選手権で首位に立ったヒュンダイ、イタリアでリード拡大を目指す

©Hyundai Motorsport GmbH

WRC前戦のポルトガルでティエリー・ヌービルが優勝を飾り、ドライバーズ選手権、マニュファクチャラーズ選手権の両方で首位に立ったヒュンダイ。今週末のWRCイタリアでは、4年連続となるポディウムフィニッシュを目指す。

今戦では体制を3台に戻し、ヌービル、アンドレアス・ミケルセン、ヘイデン・パッドンを起用。舞台となるサルディニアでは、2015年にWポディウム、2016年に優勝、2017年に3位と、チームとしてポディウムを逃していない。

サルディニアではここ3年連続でポディウムに上がるなど、相性のいいヌービル。しかし、今年は選手権リーダーとして、競技初日は走行順先頭でステージに挑むことになる。
「ポルトガルはほぼ完璧な週末となり、最大30ポイントのうち29ポイントを獲得することができた」と満足を見せるヌービル。
「次のサルディニアは、カレンダーの中でもテクニカルなイベント。トリッキーなコンディションだが、自分のドライビングスタイルやペースノートシステムに合った傾向のあるステージだ」

一方、ポルトガルでは苦戦を強いられたミケルセン。今季はここまで、スウェーデンでの3位が自己ベストに留まっており、現在ドライバーズ選手権では6番手となっている。
「ラリーイタリア・サルディニアは、気温の高いイベントなので、集中力を高めることが重要」とミケルセン。
「自分たちのマシンは、グラベルでの改良を行っているので、手応えもよくなっているしポルトガルでも扱いやすさは感じていた。これはサルディニアに向けてポジティブな兆候なので、ポイントを獲得して選手権順位を上げて行きたい。そのことで、マニュファクチャラーズ選手権でのリードも広がり、チームに貢献できる。マシンやタイヤ同様、気持ち的にも身体的にも厳しいイベントだが、挑む準備はできている」

スウェーデン以来のWRC参戦となったポルトガルでは一時首位に立ちながらも、クラッシュを喫したパッドン。サルディニアでは2015年にポディウムに上がったほか、昨年もしばらくはラリーをリードしていた。
「ポルトガルではアクシデントに見舞われたが、戦いに戻る準備はできている。ここまで、パフォーマンス面ではコンペティティブなレベルにあることを見せているし、ベストタイムもマークし首位争いにも絡んでいる」とパッドン。
「サルディニアは一年の中でもハイライトとなる一戦。自分もとても楽しめるラリーだし、いい思い出もたくさんある。2015年は、自分が初めてWRCのポディウムに上がったし、昨年は首位に立っていた。昨年の滑り出しのような形で、今年はフィニッシュしたいね」



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