7月19〜21日にかけ、ドイツのダウンで行われたアイフェル・ラリーフェスティバルにツインエンジンのフォルクスワーゲン・ゴルフ(1986年製と87年製の2台)が登場し、約4万人の観客を魅了した。これらのゴルフは、今年6月にパイクスピークでフル電気自動車としてのコースレコードを更新したI.D. Rパイクスピークのいわば“前身”とも言えるモデルだ。
ステアリングを握ったのは地元ドイツのドライバー、クラウス‐ヨアキム “ヨヒ”・クライン。クラインは87年、このツインエンジンのパイクスピーク・ゴルフでパイクスピークに参戦し、フィニッシュ数メートル手前まで迫ったが、サスペンションダメージによりリタイアを余儀なくされている。
写真上のゴルフIIは、87年に開発されたもので、489kW(652hp)を発揮するという。86年式のツインエンジン・ゴルフ(写真下)もフェスティバルパレードと、SSをいくつか選別して登場した。
「形式張っていない雰囲気で、とても温かかった。特に、2台がそろって同じイベントに登場するのは、初めてだしね」とクライン。