ヒュンダイのWRCドライバー、ダニ・ソルドが、8月に開催されるERC第5戦チェコラリー・ズリンに参戦することになった。2WDのヒュンダイi20 R5で、ERCのトップドライバー陣を相手にマシンの競争力を披露することを目指す。
ソルドは「ラリーズリンはとても特別なイベント。初めての参戦になるので、タフになることは承知している。イベントを熟知している強豪もいるが、彼らへのチャレンジにベストを尽くす」とコメント。
「ヒュンダイi20 R5はいいマシンで、6月のイプルーではティエリーがこのマシンで参戦し、優勝を飾っている。個人的にはこのマシンはドライブしたことが一度もないので、慣れるためのテストを楽しみにしている」
ヒュンダイ・モータースポーツのカスタマーレーシング副ジェネラルマネージャー、アンドレア・アダモは「ラリーズリンは、ラリー文化が根付いている国の大きなイベント。ERCの鍵となる一戦でもあり、R5マシンの戦いが熾烈なシリーズの中でもビッグイベントだ」とコメント。
「ERCでカスタマーラリープログラムを展開しているマニュファクチャラーのドライバーとして非常に重要な事だし、ダニ・ソルドがヒュンダイi20 R5に乗るという機会は、有数のターマックラリードライバーにマシンの対応力を見せる最高のチャンスとなる。地元からのドライバーやチームなど、充実したエントリーが集まると思うが、ダニとこのマシンの組み合わせで優勝も狙えると自信を持っている」