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WRCフィンランド1-3フィニッシュに豊田章男社長がコメントを発表

©Naoki Kobayashi

7月29日(日)、WRC第8戦ラリーフィンランドの競技最終日がユバスキラを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのオィット・タナックが今季2勝目を飾った。また、ヤリ-マティ・ラトバラも総合3位でフィニッシュし、ヤリスWRCが1-3フィニッシュを達成した。エサペッカ・ラッピは最終日にクラッシュを喫しリタイアとなったものの、多くのステージで好タイムを記録した。

ヤリスWRCは、ホームコースとも言えるラリーフィンランドの全23本のSSのうち、18本でベストタイムを記録する速さを披露した。高速グラベルラリーでの高いパフォーマンスをあらためて証明した格好だ。チーム総代表の豊田章男は、この結果を受けて次の声明を発表した。

「TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの本拠地で母国とも呼べる、ここフィンランドでの勝利が、これほど嬉しいものとは思いませんでした。この感動をもたらしてくれたチームのみんなにお礼を言いたいと思います。この場に一緒にいさせてくれて、そして、その一番高いところからの景色を見させてくれて本当にありがとう!

ドライバー達が、ホームロードを心から楽しんで運転しているのが、コースサイドから見ていても伝わってきました。フィンランドの道が、ドライバーにとって楽しく、安心して走れるクルマをつくってくれたのだと思います。

今回初めて、チームのホームタウンで戦うラリーに参加し、地元の皆さんが、こんなにもTOYOTA GAZOO Racingを温かくサポートし、応援してくださっている姿を見て、この地が本当の意味で「母国」なんだと実感することができました。SSやサービスパークには、TOYOTA GAZOO Racingの旗やフィンランド、エストニアの国旗を振りながら「I love TOYOTA! I love Yaris!」と声援を送る人が溢れていました。街には「Welcome to my home roads」と書かれたヤリスの大きな看板が掲げられ、ハンバーガーショップに入れば店員がTOYOTA GAZOO RacingのTシャツを着ていました。

Naoki Kobayashi

18年振りの復帰から2年目で、こんなにも我々が地元の皆さんに温かく迎え入れてもらえていることを知るとともに「母国」で勝利することの喜び、素晴らしさを知ることができました。応援してくださったファンの皆様に、あらためて感謝いたします。本当にありがとうございました。

今シーズンの戦いはまだ続いて参ります。エストニア、フィンランド、日本の国旗が並んで掲げられる姿を今後もファンの皆様にご覧いただけるように、引き続き、チームのみんなと努力を重ねてまいります。応援よろしくお願いいたします。

今はまだ、日本でのWRCは開催されておりませんが、もう一つの母国である日本で、今日のように三カ国の旗がはためくことを表彰台の上で空を見上げながら想像していました。近い将来、その日を迎えられたらと、改めて強く願っています」

Naoki Kobayashi



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