フォード・フィエスタR5が開発中であることを英国オートスポーツ誌が伝えたことを受け、Mスポーツはこの事実を認め、イメージ写真を公開した。
今年の5月から開発が始まったというフィエスタR5は、年末にはテスト走行を開始。しかし、パリモーターショーで発表されたプジョー208タイプR5が実戦投入を2013年後半としている一方、Mスポーツのコマーシャルディレクター、ジョン・スティールは同誌に対し、フィエスタR5は早ければ同年春にもホモロゲーション公認を受け、その後すぐにでも実戦デビューを予定していると語った。
「ダイナミクスはそのままに製作工程を簡素化して、使用もメンテナンスも容易にできることを目指している。想定しているカテゴリーは地域選手権で、必要とするエンジニアからのサポートも最小限に抑える。S2000と同程度の販売台数を見込んでおり価格はWRカーの半分程度を目指しているが、これが確定できるのは、すべてのテストプログラムが完了した後だ」とスティール。
Mスポーツ代表のマルコム・ウィルソンは「WRカーで培った知識や経験を、このマシンにつぎ込んでいく。素晴らしいパフォーマンスを持ちながら、コスト効果の高いマシンになる」とコメント。