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WRCドイツ:ヒュンダイ、チーム拠点でのWRC戦で選手権リード死守を目指す

©Hyundai Motorsport GmbH

ヒュンダイは今週、チーム拠点のあるドイツで開催されるWRC戦を選手権リーダーとして迎える。ティエリー・ヌービル、アンドレアス・ミケルセン、ダニ・ソルドの布陣に、WRC2部門ではヤリ・フッツネンがヒュンダイi20 R5で挑む。

チームにとってこのドイツ戦は、2014年に初のWRC勝利を1−2で飾った思い出の地。高速グラベルのフィンランドでは厳しい戦いを強いられ、ヘイデン・パッドンの総合4位が最上位だったが、ドイツ戦は今季最後のフルターマック戦。気持ちもマシンセッティングも切り替えての一戦となる。

ドイツでは、これまでに2回ポディウムに上がっているヌービル。ドライバーズ選手権では現在、2番手のセバスチャン・オジエに21ポイント差をつけて首位に立っており、ドイツ戦の初日は先頭走行でスタートする。
「グラベルが4戦続き、ターマックに戻るのはうれしいね」とヌービル。
「チームにとってホームラリーだし、自分の母国のベルギーとも国境が近いロケーション。たくさんのサポーターが応援に来てくれる。2014年のデビューウインを含め、ドイツにはいい思い出がたくさんあるが、難しい一戦でもある。フィンランドは悔しい内容になったが、選手権では首位を維持しているので、ドイツ戦ではまたトップ争いを狙っていく」

一方、ミケルセンは昨年のドイツ戦では2位に入っている。
「ラリードイツは、自分の好きなターマックラリーの一つ」と語るミケルセン。
「多彩で変化の多いラリーだが、とてもエンジョイできる。昨年は2位でフィニッシュしているので、今回はヒュンダイでいいリザルトを収めたいね。ここのところ好リザルトを得られていないが、自分たちには可能性があることは分かっている。ドイツではそれを実現していく」

ポルトガル戦以来のWRC参戦を迎えるソルドは、2014年、2016年とヒュンダイからドイツのポディウムに上がっている。
「ヒュンダイi20クーペWRCにまた戻れることをうれしく思う」とソルド。
「ドイツはとてもいいイベントで、チームのホームラリーでもある。雨が降ることも多く、そうなるとマディでスリッパリーになるが、今年どうなるかは誰にも分からない。ドイツでは過去、コンペティティブに戦えているし、いい思い出もある。ライバルとの戦いは厳しいが、今回もそれがターゲットだ」



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