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VW、ポルトガルから3台すべてが新型ポロR WRCに

 

WRCは今週末のポルトガルから、ヨーロッパ5連戦に突入する。アルゼンチンが辛酸を舐める結果となっただけに、チームはいつもの3倍は気合いが高まっているという。

このポルトガルからは、アンドレアス・ミケルセンも新型ポロR WRCにスイッチ。セバスチャン・オジエ、ヤリマティ・ラトバラとともに、勝利を狙う。

「アンドレアスも新型ポロR WRCで参戦することになり、3台の新型が初めて揃う」とチーム代表のヨースト・カピート。
「このことで、我々のモチベーションはさらに高まっている。勝利を狙うのはいつもの通りだが、今回はいつもとは違う。アルゼンチンでの悔しさは、まだみんなの心に残っている。この記憶を吹き飛ばそうと必死だ」

アルゼンチンでポロR WRCに発生した燃料供給システムのトラブルの対応として、チームはポロR WRCの1.6リットルターボエンジンに、異なるタイプのインジェクターを使用する“ジョーカー”を切ることを決断した。

このトラブルで、序盤にリタイアを喫したセバスチャン・オジエは「ラリー・ポルトガルにはいい思い出しかない」とコメント。
「ここでは既に4勝をマークしているし、うち2回はフォルクスワーゲンでの優勝だ。今回勝てば、マルク・アレンのポルトガル最多勝利数に並ぶと聞いている。もちろんそれを目指しているよ」
「アルゼンチンが残念な結果に終わっただけに、チームに強さを取り戻すためにもいい結果でまとめることが重要だ」

一方、ポディウムを目前にして最終日にリタイアとなり、ノーポイントの連鎖から抜け出したいラトバラだが「ポルトガルはこれまで、さほど相性のいいイベントというわけではなかった」とコメント。
「でも今年は、開催地が北部に移る。新しいセクションに挑むのは、0からペースノートを作らなくてはならないので苦労するが、ここまで見た限り、僕に向いているようだ」
「今季はここまでいい流れが築けていないので、ポルトガルではできる限り多くポイントを獲得して、選手権争いの位置を上げていかなくては」

ポルトガルで待望の新型マシンにスイッチするミケルセンは「2年前、僕はポルトガルからフォルクスワーゲンでのWRC参戦を始めた、初参戦で6位に入った」と振り返る。
「去年はポディウム目前の4位だったから、いい思い出の多いイベントだ。今年はもちろん、トップ3に入りたい。かなり現実的なゴールだと思うよ。コースは新しくなるから、みんなイコールコンディション。ここまで、コースの経験が少ないイベントでも結果を残してきたから、ポジティブに攻めていくよ」



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