生きたラリーの情報をファンに届けるために尽力を続けたある人のお話。ウェールズ出身のカメラマン、モーリス・セルデンは、ラリードイツでラリー現場での活動から引退することを発表した。40年以上も、WRC現場での取材を続けた。
フォトエージェンシー、LATでこの仕事を始めた後、独立。年刊のPirelli World Rallyingや、様々なモータースポーツ雑誌で名をあげた。今回のドイツは、セルデンにとって450回目のWRCの現場だった。
セルデンの栄誉を讃えて、FIAはイベント前の記者会見でセレモニーを設け、セバスチャン・オジエ、オィット・タナック、ダニ・ソルド、マッズ・オストベルグが同席した。この夏は、南ウェールズのブレコンシアターで、セルデン選りすぐりのラリー写真を集めた展示会が開催されている。
彼のお気に入りのWRC戦は、いつでもケニアのサファリラリーだった。
(Martin Holmes)