9月14日、北海道帯広市で開幕するAPRC第5戦ラリー北海道。シリーズリーダーのクリス・アトキンソンが、WRCラリーGB参戦のため欠場するという状況下、前戦のマレーシアで今季初勝利をマークし、シリーズ2位に浮上して北海道戦を迎える2011年王者のアリスター・マクレーは、勝利への意欲を隠さない。
「この週末は勝利を収めなくてはならない。確かにアトコ(アトキンソン)は今回は欠場するが、彼のチームメイト、ガウラブ・ギルも、今年はクリスと同じほど速くなってきているので、彼も北海道では大きな脅威だ。昨年は、パンクがなければ僕たちが勝っていた。その勝利をつかむことこそ、今年の目標だ。
マレーシアで勝ったように、チームのおかげでマシンはいい方向に向かっているし、北海道で雨が降れば新しいセッティングはかなり有利になるはず。雨が降らない場合は、よりトラクションを得るためにソフトめに調整することもできる。日本はとても熱心なファンが多くて素晴らしい国。スペクテイターのみんなに、プロトンのパフォーマンスを見てもらうことが、一番重要なことだ」
アトキンソンとマクレーとのポイント差は、現在45ポイント。北海道で少なくとも8ポイントを獲得しなければ、マクレーのタイトル2連覇の可能性は消える。