【WRC第9戦ドイツ】初日もローブが盤石の首位快走 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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【WRC第9戦ドイツ】初日もローブが盤石の首位快走

 

 ラリードイツの競技初日は8月24日(金)の早朝、曇り空の下でスタートした。デイ1のコースはモーゼル河の両岸に広がるブドウ畑内の狭いターマック路面が主体。今年は進行方向が例年とは逆となる。

 オープニングステージとなるSS1は全体的にはドライだが、所々に湿った部分もある。また、出走順が後方の選手はインカットにより滑りやすい泥がコース内にかき出されることも考慮しなくてはならない。そのため主要選手のタイヤ選びには違いが出た。セバスチャン・ローブ、ミッコ・ヒルボネン、ペター・ソルベルグという出走順上位3名はいずれも4輪ハードでスタート。しかし出走順が後ろのヤリ‐マティ・ラトバラはハードとソフトをクロスに装着。ダニ・ソルドは片側にハードを、その反対側にソフトというプロドライブがこれまで何度か試してきた装着スタイルでサービスパークをスタートした。

 午前のループを終えて、ローブは3ステージ連続ベストの首位。13.1秒差で2位につけたソルベルグは「ブレーキに問題があってスピードを上げられない」と、心からは走りに満足していない様子だ。3位にはラトバラ。4位はティエリー・ヌービル、5位はヒルボネン。ヒルボネンは「マシンのセッティングと自分のドライビングを改善しなければならない」と、チームメイトから28秒遅れという現実に苛立つ。

 トリアーでのサービスを経て始まった午後のステージでは、ローブは2位ソルベルグに20.4秒差。「自分の走りには満足しているが、フォードのふたりも速く、思ったほどの差がつかなかったね」と、余裕の表情。2位ソルベルグも「午前中にはトラブルもあったが悪くはない1日だった。もう少しスピードを上げることもできる」と、笑顔でローブをけん制した。
 3位ラトバラに続く4位はヌービルがつけた。そして、5位にはエンジンパフォーマンスに対する不満を抱えながらもソルドが浮上。午後のループステージでも走りが改善されなかったヒルボネンは、首位ローブから48.9秒遅れの6位となった。



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