アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)第4戦「RALLY HOKKAIDO」に、クスコ・レーシングがプリペアしたシュコダ・ファビアR5で参戦する炭山裕矢。今シーズンは開幕戦ワンガレイ(ニュージーランド)、第2戦オーストラリアで勝利し、ポイントリーダーとしてラリー北海道を迎えた。
「コンテナがギリギリに到着しましたが、半日とはいえテストができました。オーストラリアとニュージーランドを走ってきたことで、そこで得たデータを活かして北海道の路面に合わせたセッティングができたと思います。ファビアR5で北海道を走るのは、昨年に続き2回目。昨年はラリーを走り切ることができませんでしたが、今年は自信を持って挑めそうです」と、炭山は笑顔を見せる。
2位以下に大差をつけて選手権をリードしているため、3位で完走すれば、炭山に初のAPRCタイトルが確定する。
「走り切ることで、自力でタイトルを決められる可能性があります。ポイントになるのはやはりクンネイワとヤムワッカ。クンネイワは距離も長いですし、道も荒れ気味なので、どうまとめるかが鍵になります。マシンの調子もいいですし、シェイクダウンもしっかり走れました。チームとしても僕としても、ここでタイトルを決めたいので、まずは完走を狙います」