2019年からシトロエンに移籍することを発表したセバスチャン・オジエ。現在のMスポーツ・フォードからは2018年いっぱいで離脱することになる。2017年にドライバーズ、コ・ドライバーズ、マニュファクチャラーズの三冠を獲得、今季もタイトル防衛に向けて奮闘を続けるオジエとジュリアン・イングラシアに対し、チーム代表のマルコム・ウィルソンは、感謝の意を表明した。
「セバスチャンとジュリアンがこの2年間、チームに尽くしてくれた全てのことに対して感謝したい。彼らのプロフェッショナリズム、細部にまで配慮する姿勢、意志の強さ、そして持ち前の速さは称賛に値する。2人がチームを離れていくのは、とても悲しい」とウィルソン。
「2人とともに自分たちが成し遂げたことを、心から誇りに思っている。彼らがチームで過ごした日々を、みんなもいつまでも忘れないと思う。彼ら自身のキャリアの次のステップでの健闘を心から祈っている。しかし、今季はまだ3戦残っているし、チームは一丸となって、100%どころか110%の力を出してタイトル防衛に臨む」
一方、チームを離脱するオジエもコメントを寄せている。
「2年前、Mスポーツに入ると決めた時には、たくさんのリスクもあった。そのチャレンジを選び、ともに素晴らしいことを成し遂げてきた。マルコムと彼のチームは、本当にラリーへの情熱が深い。この2年間、素晴らしい時間になったことを、チームの1人1人に感謝したい」とオジエ。
「今は、次のチャレンジに進むタイミング。しかし、その前に、チームとのスペシャルな関係を、最高の形で締めくくることに専念する。選手権はまだまだ激戦なので、自分たちのチャンスをつなぎとめるために戦い続け、最後の最後まで全力でプッシュしていく」