世界ラリークロス選手権は米国戦が9月29日、テキサス州オースチンにあるサーキットオブアメリカ(通称COTA)で開幕。この日はQ1、Q2が行われ、いずれもトップタイムで揃えたペター・ソルベルグが中間リザルトで首位に立った。
この米国戦でタイトル確定がかかる選手権リーダー、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのヨハン・クリストファーソンは、Q2のレース1を制したが、チームメイトのソルベルグがレース3を制したタイムが上回った。クリストファーソンは全体の2番手タイムで、中間リザルトでは5番手に浮上した。
「もちろんハッピーだよ。今年は病気もあり、すごくタフなシーズンになっていて、途中で参戦を中断することも考えた」とソルベルグは明かす。
「速さを取り戻し順調に進んでいることは、とても感慨深い。流れは格段によくなっているし、この結果が出せて最高だ。また自信を取り戻すことができたし、エネルギーもある。苦労してやっとここまで戻ってこれたことが、本当にうれしい」
Q2の3番手タイムはチーム・プジョー・トタルのケビン・ハンセンで、中間リザルト4番手。EKSアウディ・スポーツのマティアス・エクストロームとアンドレアス・バックラッドが続いた。Q2ではエクストロームがジョーカーラップで、チーム・プジョー・トタルのセバスチャン・ローブと接触したことでワイドになり、バックラッドがエクストロームをかわした。ローブには5秒のペナルティが与えられ、Q2は12番手に後退。中間リザルトでは、チームメイトのティミー・ハンセンに続く7番手につけている。
GRXタネコのニクラス・グロンホルムはQ2で5番手、GCコンペティションのゲライン・シシェリは7番手と健闘を見せている。オルスベルグMSEの最上位は、ケビン・エリクソンの9番手。
世界RX米国 中間リザルト
1. P.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロ)
2. M.エクストローム(アウディS1)
3. A.バックラッド(アウディS1)
4. K.ハンセン(プジョー208)
5. J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ)
6. T.ハンセン(プジョー208)
7. S.ローブ(プジョー208)
8. N.グロンホルム(ヒュンダイi20)
9. K.エリクソン(フォード・フィエスタ)
10. A.マルクルンド(ルノー・メガーヌRS)
11. T.ティマラザヤノフ(ヒュンダイi20)
12. G.シシェリ(ルノー・メガーヌRS)