FIA世界ラリークロス選手権は、2019年の開幕戦をアブダビのヤスマリーナサーキットで行うことを発表した。世界RX戦が中東で開催されるのは、これが初めてとなる。
世界RXのプロモーターであるIMGが10月2日、ヤスマリーナサーキットと長期に渡る契約を結んだことで、2019年の開幕戦となるアブダビ戦が4月5−6日に開催されることが正式に決まった。
ヤスマリーナサーキットは2009年に誕生。アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビから30分ほどのヤス島に位置する。ラリークロスのコースはF1サーキットの一部を使い、特設のチャレンジングなレイアウトを予定しているという。
2018年はシルバーストンやCOTAといったF1サーキットでの世界RX開催が新たに加わったが、2019年の開幕戦を務めるアブダビも、エンターテイメントや音楽などの企画を盛り込んで華やかに行われることになる。
IMGのSVP&マネージングディレクターのポール・ベラミーは「ヤスマリーナサーキットとの新たな提携を発表できることを、うれしく思う。これにより、シリーズがこれまで訪れてこなかった世界の地域にラリークロスの魅力をもたらすことができるようになった」とコメント。
「中東は、モータースポーツ人気が高いことで有名。そして、世界RX以上にエキサイティングでドラマチックな選手権は他にない。アブダビ戦の週末は、コースの内外で様々なイベントが展開される予定となっており、スリリングな世界RXのシーズンを、最高の形で幕開けできる」