フォルクスワーゲンは、10月末に実戦デビューを控えるフォルクスワーゲン・ポロGTI R5の新しいカラーリングを発表した。272馬力を発生するフォルクスワーゲン初のR5マシンの最終版カラーリングは、ゴルフGTI TCRツーリングカーからインスパイアされたものとなっている。
「ポロGTI R5は、とてもエキサイティングな外観となった」とフォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクター、スベン・スミーツは、この4WDのカスタマー向けラリーマシンについてコメント。このマシンは、10月末のWRCスペインで実戦デビューを果たした後、11月には1台目が供給され、その後、国際格式、国内格式などの選手権での参戦が始まる。
エクステリアデザインを担当したニコ・ミューラーは、ポロGTI R5のこのダイナミックな外観のコンセプトについて、レースに裏付けされたもの、としている。
「ポロGTI R5には意図的に、GTIファミリーの量産車から、デザインの要素を多く使っている」と説明する。
「さらに、レッド、ホワイト、ブラックという典型的なスキームと、フロントグリルの特徴的なラインはGTIの象徴であり、特にハニカム構造はポロのラリー車の外観を独特なものにしている。この結果、ポロGTI R5は非常にラリー車らしくありながら、一目で、最速を誇るポロ・ファミリーのモデルであると分かるようになっている」
初の実戦を迎えるWRCスペインでドライバーを務めるペター・ソルベルグとエリック・カミリも、このカラーリングで登場する。