FIA世界ラリークロス選手権は、新たな開催地での2戦を含む2019年の暫定カレンダーを発表した。
創設6年目を迎える2019年シーズンは、4大陸で全11戦を開催。4月に開幕戦を迎えるアブダビのヤスマリーナ・サーキットと、5月に開催される第3戦ベルギーのスパ・フランコルシャンは、初めて世界RXを開催する会場だ。
また、昨年初めて英国戦を開催したシルバーストンは、今季も5月下旬に、同じくサーキット・オブ・ジ・アメリカ(COTA)での米国戦も継続して開催される。
世界RXのプロモーターを務めるIMGのマネージング・ディレクター、ポール・ベラミーは「2019年のカレンダーを発表することができて、うれしく思う。舞台裏での必死の努力が実を結び、ラリークロスの伝統とエキサイティングな新しい舞台でのチャレンジは完璧にブレンドされて、コンペティターに試練を、ファンにはスリルを提供できる構成となった」とコメント。
「我々は、シリーズの今後のことも視野に入れており、ラリークロスを最大の国際シリーズに成長させるため、来シーズンがまた一歩前進できる年になると自信を持っている」
一方で、シリーズのチームズ選手権も戦うチーム・プジョー・トタル、オルスベルグMSEは、2019年の参戦を見送り、シリーズが完全電気自動車化になる2021年に向けてマシン開発に専念することを発表している。
2019年世界ラリークロス選手権カレンダー
第1戦 ヤスマリーナ(アブダビ) 4月5-6日
第2戦 バルセロナ(スペイン) 4月27ー28日
第3戦 スパ・フランコルシャン(ベルギー) 5月11ー12日
第4戦 シルバーストン(英国) 5月25ー26日
第5戦 ヘル(ノルウェー) 6月15ー16日
第6戦 ヘリェス(スウェーデン) 7月6ー7日
第7戦 グランプリ・トロワリビエラ(カナダ) 8月3ー4日
第8戦 ロエアック(フランス) 8月31日ー9月1日
第9戦 リガ(ラトビア) 9月14ー15日
第10戦 オースチン(米国) 9月28ー29日
第11戦 ケープタウン(南アフリカ) 11月30日ー12月1日
*カレンダーはサーキットの公認とFIAの承認待ち