6月24日に終了したニュージーランドから、8月2-4日のフィンランド戦まで間が空くWRCカレンダー。今季、ドライバーズ、マニュファクチャラーズの両タイトル獲得を目指すシトロエンが、このサマーブレイクを利用してドイツでターマックテストを行った。テストにはセバスチャン・ローブ、ミッコ・ヒルボネンの両者が参加し、5-6日にはウィンリックで1日ずつ、7日にはバウムホルダーの軍事施設で半日ずつ、DS3 WRCのテストカーをドライブした。8月2-4日には、フィンランドでグラベルテストも行う予定。
「テストの目的は、新しいミシュランタイヤでのセッティング合わせ」と語るローブ。「マシンにはとても満足。感覚は完璧だし、いい仕事ができた」
ヒルボネンは「まず、DS3 WRCでターマックでの走りを身につけたかった。ターマックで走ったのはモンテカルロが最初だけど、これは純粋なターマックではないからね。マシンはとても動きがよく、ドライビングがしやすかった。すぐにいいフィーリングをつかむことができたから、他のドライバーと比べてどの位置につけるか、早く試してみたいよ」
一方、選手権でのメインライバルであるフォードは、7月24-27日にフィンランドで、8月15-17日にドイツでのテストを予定している。