今季参戦している米国のグローバルラリークロス選手権(GRC)で開幕2連勝を収め、第3戦がかかる米国最大のスポーツイベント、Xゲーム18にエントリーしていたマーカス・グロンホルムが
6 月30日にロスアンゼルスのステイプルセンターで行われたプラクティスでクラッシュ。病院に搬送された。容態は安定しており、検査のため今も入院中だ。
GRCの見所である大ジャンプをクリアしたグロンホルムは、次のコーナーに向けて姿勢を立て直していたが、現場を目撃していた人からの証言によれば、照明の柱に激突したという。
アクシデント直後は、呼吸はしていたものの意識を失っていたグロンホルムだったが、近郊の病院に搬送後、医師が診察した時点でグロンホルムには意識があり、手足も問題なく動いたという。一晩休息を取った後に診察した際には、状態は回復を見せていたとのことだ。念のために精密検査を受けるため、しばらくは入院する。
このXゲーム18ラリークロス部門のコースでは前日にも、フィンランドのトーマス・ヘイッキネンがジャンプの際、飛距離が足りず着地側に正面衝突するアクシデントが起きており、ヘイッキネンは左足を骨折した。
このXゲームでは、セバスチャン・ローブもエントリーしており、WRCチャンピオン経験者同士のバトルも注目を集めていた。グロンホルムは2011年もXゲームに出場しており、シルバーとブロンズ、2つのメダルを獲得していた。