全日本ラリー久万高原:新型スバルWRX STIが1-2-3フィニッシュ! – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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全日本ラリー久万高原:新型スバルWRX STIが1-2-3フィニッシュ!

 

全日本ラリー選手権第2戦久万高原ラリー2日目は、初日トップの新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が2位との差を1分18秒1まで広げ、今季初優勝を飾った。2位には、炭山裕矢/保井隆宏(スバルWRX STI)、3位には鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)が入賞し、新型WRX STIが表彰台を独占した。

雨に翻弄された初日とは異なり、早朝から日が差しドライコンディションとなった2日目は、初日4番手の鎌田が3番手の徳尾慶太郎/石田一輝(三菱ランサーエボリューションⅩ)を捉え3番手に浮上。SS7と9ではベストタイムをマークし3位入賞を果たした。一方、初日ですでに45.6秒差があったトップの新井と2番手の炭山は、それぞれ無理のないペースでポジションをキープ。「第1戦から第2戦のインターバルの間に4回テストを行い、徹底的にセッティングを見直したことが、今回の結果に結びついた」という新井が、後続の追従を許さずに独走した。2位の炭山も「初日のセクション1は、雨のセッティングが合わずに大きく遅れてしまったが、セッティングを変えたセクション2からは新井さんと遜色のないタイムが出るようになった。タイムを出すことはもちろん、最後まで生き残ることが最も難しいラリーだった」と、サバイバル戦となったこの1戦を振り返る。3位の鎌田は、「このクルマでウェット路面を走るのが初めてだったため、初日はセッティングが合わずに苦戦したが、ドライ路面の2日目は結果を残すことができ、今までやってきたセッティングの方向性は間違いではなかったことがわかった」と、ニューマシンの進化に手応えを感じていた。

JN5クラスは、2日目に大きなドラマが待っていた。2番手の柳澤宏至/中原祥雅(プジョー208GTi)に34.7秒差を付けて初日を折り返した眞貝知志/漆戸あゆみ(アバルト500ラリーR3T)は、2日目のSS7でコースオフ。なんとかコースには復帰するものの、ポジションをクラス最下位まで下げてしまった。一方、2日目のオープニングとなるSS6ででベストタイムを奪い、眞貝との差を27.0秒に縮めた柳澤は、このSS7でセカンドベストをマークしてポジションもトップに浮上。同じく2位に浮上してきた天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツGRMNターボ)との差を確実に広げ、デビュー2戦目となるプジョー208GTiに勝利をもたらした。初日の最終SSでドライブシャフトを折損し、一時は天野が2.5秒差まで切迫する展開となった柳澤だが、持ち前の粘りの走りで勝利をものにした。

JN4クラスは、初日トップの香川秀樹/浦雅史(ホンダ・シビックtypeR)が逃げ切り今季初優勝。JN3クラスも初日トップの岡田孝一/鶴田邦彦(マツダ・デミオ)が開幕2連勝、JN2クラスは高橋悟志/箕作裕子(トヨタ・ヴィッツRS)が今季初優勝を飾った。

■最終結果
JN6
1. 新井敏弘/田中直哉 フジスバルアライモータースポーツWRX 1:31:09.6
2. 炭山裕矢/保井隆宏 ADVAN CUSCO WRX-STI 1:32:27.7
3. 鎌田卓麻/市野 諮 SYMS・TEIN・DUNLOP・WRX・STI 1:32:52.7

JN5
1. 柳澤宏至/中原祥雅 ADVANクスコRALLY+208GTi 1:35:52.1
2. 天野智之/井上裕紀子 豊田自動織機・ラックDLヴィッツGRMN 1:36:34.2
3. 大倉 聡/北田 稔 TOYOTAGAZOORacing86 1:36:59.9

JN4
1.香川秀樹/浦 雅史 BRIG ラック シビックタイプR 1:37:03.9

JN3
1. 岡田孝一/鶴田邦彦 キーストーンナビゲーターDLデミオ 1:40:16.6

JN2
1. 高橋悟志/箕作裕子 ミツバWMDLラックマジカル冷機ヴィッツ 1:41:28.2



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