マキネン「自分もタナックと同じ、全SSでベストを獲りたいと思っていた」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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マキネン「自分もタナックと同じ、全SSでベストを獲りたいと思っていた」

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11月22日、『WRCシーズンエンド取材会』から一夜明け、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチームの監督を務めるトミ・マキネンがインタビューに応えてくれた。

今季、最終戦までドライバーズ選手権のタイトル争いに絡んだが、最終日のリタイアで栄冠に届かなかったオィット・タナックについて、むしろ速すぎるのが原因なのでは、という問いにマキネンは
「その気持ちは実に理解ができる。自分も、(現役時代)全部のSSで勝ちたいと思っていたからね」とドライバーとしての心情に理解を示した。

タナックは今季、WRCプロモーターが展開するWRCアワードで、ファン投票によるドライバーズ・オブ・ザ・イヤーを3連覇を達成したほか、最多ステージ勝利賞も獲得しており、その速さのレベルはデータにも表れている。

「でも、その部分が、オットが学ばなくてはならない部分でもある。チャンピオンになるためには、ふたつの異なる要素がある。ひとつひとつのステージについて考えることと、ラリー全体の展開について考えることだ。来年は全14戦になるので、シーズンは長い戦いになる。勝たなくてはならないということは分かっているが、しかし、常にポイントを獲得していかなくてもならない」

「セバスチャン(オジエ)は、この点について非常に優れているのだと思う。何度もタイトルを獲得しているし、彼はタイトルを獲ることが最大のモチベーションになっているのだと思う。オットは、ラリーで勝つのと同じように、すべてのステージで勝つこともモチベーションになっている。だから、まだタイトルを手にする戦い方が熟していないのだと思う。彼には、モチベーションとする要素がたくさんあるが、セバスチャンはタイトルに重点を置いている。それは、取り組み方のセンスの違いでもあると思う」



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