世界ラリークロス選手権は、12月5日に開催されたFIAワールドモータースポーツカウンシルの決定を受け、2019年カレンダーを10戦に削減。9月末に予定されていた米国オースチン戦の開催が延期された。
世界RXのマネージングディレクターを務めるIMGのポール・ベラミーは「FIAと世界選手権チームから意見を聞いた結果、2019年カレンダーの戦数を削減することを決断した。これは、チームのコストコントロールを支援するとともに、シリーズの競技力をできる限り保つための決定。2019シーズン、10戦の充実したイベントでエキサイティングなシリーズを続けて行く」とコメント。
「オースチンで予定されていた週末にはそのままアメリカズ・ラリークロス選手権(ARX)戦を開催するので、世界RXのチームにもぜひ参戦していただきたいが、世界選手権としての開催ではなくなる。電気自動車化となる2021年には、米国戦を再び世界選手権に戻すことを計画している。 米国でのラリークロス界の成長については今後も取り組んで行きたいと思っているし、ARXを通じて周知を図っていく」
修正された2019年カレンダーは以下の通り。
FIA世界ラリークロス選手権 2019年カレンダー
第1戦 アブダビ – ヤスマリーナ 4月5ー6日
第2戦 スペイン – カタルニア・バルセロナ 4月27ー28日
第3戦 ベルギー – スパフランコルシャン 5月11ー12日
第4戦 英国 – シルバーストン 5月25ー26日
第5戦 ノルウェー – ヘル 6月15ー16日
第6戦 スウェーデン – ヘリェス 7月6ー7日
第7戦 カナダ – トロワリビエール 8月3ー4日
第8戦 フランス – ロエアック 8月31日-9月1日
第9戦 ラトビア – リガ 9月14ー15日
第10戦 南アフリカ – ケープタウン 11月9ー10日
*カレンダーはサーキットのホモロゲーションとワールドモータースポーツカウンシルの承認待ちの暫定