Mスポーツ・フォードは、2019年から創設されるWRC2プロ選手権に2台体制でエントリー。フォード・フィエスタR5のドライバーにガス・グリーンスミスとルーカス・ピエニアチェクを起用することを発表した。
若手ドライバーの育成に定評のあるMスポーツは、新シリーズで新進気鋭の若手のキャリアをさらに押し上げる機会を活用。グリーンスミスとピエニアチェクを10戦に参戦させる。さらにグリーンスミスは、ラリーポルトガルにはフォード・フィエスタWRCで参戦させる。
グリーンスミスは、英国でいま最も勢いのある分かてどライバーの1人。2WDのフィエスタで頭角を現し、フィエスタR5にステップアップ。昨年のWRC2ではポディウムに4回上がっている他、ポルトガル戦ではリタイアを喫するまで部門首位につけていた。今年は初優勝を目指す一方で、ポルトガルでは待望のトップスペックでの参戦にも挑むことになる。今年はコ・ドライバーに、2015年にも組んでいたエリオット・エドモンゾンとのコンビを再開。エドモンゾンは昨年、テストではエルフィン・エバンスのコ・ドライバーも務めている。
ポーランド出身のピエニアチェクは、2014年からキャリアを積み始め、草の根ラリーから国際格式ラリーまで、数々のクラス優勝を重ねてきた。その後、ERCに2年間参戦し、ERCジュニアではシリーズ3位に食い込んで、世界の舞台へと駒を進めた。ここ2シーズンはWRC2に参戦し、昨年のポルトガルでは2位に入り、初めてポディウムに上がった。
2019年の参戦活動として、グリーンスミスはラリーモンテカルロ、ピエニアチェクはラリースウェーデンで初戦を迎える。