WRCニュージーランド戦の開幕を6月22日に控えるヤリマティ・ラトバラが、1km-4104.7kmまで16タイプのFIA速度記録に挑戦する12ドライバーのひとりとして参加。1リットル・4気筒のエコブーストエンジン(フォードの低燃費エンジン)搭載のフォードフォーカス(ロードカー)で世界記録を更新した。
この企画は、フランスと米国のジャーナリストたちの支援により、フランス、モルトフォンテーヌにあるセラムテストターキットで行われたもの。ラトバラはサブ1リットルクラスで、1kmと1マイルのそれぞれスタンディングスタート、フライングスタート、計4つで世界記録を更新。さらに24時間計測セッションでは開幕ラップもドライブした。この24時間セッションでは、6時間、12時間、24時間及び500マイル、1000km、1000マイルベースの平均速度でも記録が更新された。
記録更新後、ラトバラは「このエンジンが小型だけれど、重さに対してパフォーマンスが素晴らしい。今回の記録でフォーカスの1リットルエコブーストエンジンは、低燃費であると同時にとても楽しめるエンジンであることが証明されたよ」
*全記録の確定は、カテゴリーB(プロダクションカー部門)、グループ1(4気筒エンジン)、クラス5(850-1000cc間のエンジン)においてFIAホモロゲーションの認可待ちとなっている。