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世界RXドイツ:ペターがDTM併催のホッケンハイムで今季初V

 

世界ラリークロス選手権第2戦は5月1-3日、ドイツのホッケンハイムリンクで開催され、昨年王者のペター・ソルベルグ(シトロエンDS3)が今季初優勝を飾った。

世界RX初のホッケンハイムリンクでのイベントは、DTMとの併催で開催された、7万5000人以上の集客で大いに盛り上がった。F1も行われたことのあるコースには、ザックス・アリーナのイン側にラリークロス用のコースが特設された。

今季、ペターがチームズ選手権でタッグを組むライアム・ドーランとのSDRX陣営は、まずドーランがヒート2終了時点でトップと好スタート。その後、ペターがヒート3、ヒート4、セミファイナル、ファイナルを制し、今イベントでの総合優勝を飾った。

開幕戦は体調不良やマシントラブルに見舞われながらもファイナルを 2位でまとめ、ポイント争いでは首位タイに並んでいたペターは、選手権スタンディングスでも単独首位に浮上した。

「今季は最高の形で滑り出したよ。」とペター。「この週末はあまりよくない形で流れていて、ヒート1では少し苦戦した。コースでは少し力を抜いて16位でのフィニッシュと、望んでいない結果になってしまった。でも、いつものようにPSRXの素晴らしい仕事のおかげで、必ずトップ争いでのバトルに持っていくという計画通りの内容を果たせた」

ファイナル2位にはフォード・オストベルグMSEのレイニス・ニッティス(フォード・フィエスタST)、3位にはチーム・プジョー・ハンセンのティミー・ハンセン(プジョー208)が入った。

6人が進出するファイナルには、マルクルンド・モータースポーツのトッピ・ヘイッキネン、昨年のヨーロッパRXチャンピオンのロビン・ラールソン、フォード・オストベルグMSEのアンドレアス・バックラッドと世界RXの強豪陣が顔を揃えた。DTMのファンも集まった観客席は、ペターやその他の世界RX今回のファイナリスト陣の激闘を讃えてスタンディングオベーション。

「DTMのファンのみなさんにもラリークロスを楽しんでもらえたようだ。この週末、ホッケンハイムでDTMと一緒に世界RX戦が開催されたのは、とても素晴らしかった」

一方、DTMのドライバーとして人気のあるマティアス・エクストローム率いるEKS陣営は、エドワード・サンドストロームが13位でセミファイナル進出を逃し、チームメイトのアントン・マルクランドはヒート2で失格となり、インターミディエイト順位で20位と苦戦。しかしエクストロームがDTMのレースで勝利を収め、面目を保った。

世界ラリークロス選手権の次戦は、5月23−24日、ベルギーのメテで開催される。



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