スバル・モータースポーツUSAは今週末、米国屈指の名門ラリーイベント、ミズーリ州で開催される100エーカーウッドラリー(3月15‐16日)に参戦する。
今季のアメリカン・ラリー・アソシエーション第2戦として開催されるこのイベントには、2台のスバルWRX STIをエントリー。現チャンピオンであるベテランのデビッド・ヒギンズとともに、17歳のオリバー・ソルベルグが、米国での初ラリー戦を迎える。元スバル・ワールドラリーチームのワークスドライバーとしておなじみペター・ソルベルグを父に持つオリバーは、かつて父が駆ったWRX STIと同じカラーリングの2019年型WRX STIを駆る。
「くまのプーさん」の舞台となったことで広く知られるようになった100エーカーウッドのラリーは、ミズーリ州オザーク山脈のふもとにステージが設定される超高速のグラベルラリーで、ドライバーからも高い支持を受けている。
チームにとって2019シーズン初戦となるこのイベントに向けて、チャンピオンのヒギンズは「またラリーマシンに乗り込むことが待ち切れないよ!」と意欲を高めている。
「ラリー車をドライブするのは昨年の10月以来だから、今年はシーズンブレイクが本当に長く感じた。100エーカーウッドは、固い決意がないと攻められないラリーなので、早く調子を取り戻したいね。こうした名門ラリーは、いつ参戦してもいいものだ。ステージや天気によって、いつ大きなサプライズが起きてもおかしくはない。最高の戦いをする気持ちで乗り込んでいかなくてはならない」
一方、注目のオリバー・ソルベルグは「自分にとって、大きなステップ。このラリーは、全てが新しい経験だ。本当にワクワクしているし、スタートが待ち切れない」と新しい門出を前に気持ちが沸き立っているようだ。
「見つけられる限りのこのイベントのオンボード動画を見てきた。ラリーでスバルをドライブすることは、何年も胸に抱いてきた夢。それが実現しようとしているんだから、クレイジーになりそうだよ!」