APRC第3戦、ラリークイーンズランドは、5月25−27 日、オーストラリアのクイーンズランド州サンシャインコースト周辺で開催される。
今季、シュコダファビアS2000にマシンをスイッチしたチームMRFは、クリス・アトキンソン、ガウラブ・ギルが開幕2戦でそれぞれ勝利を収め、チームとして開幕3連勝を狙う。
クイーンズランドが地元であるアトキンソンは、過去に州選手権でのタイトル経験はあるが、クイーンズランドで開催されるAPRC戦ではこれまで勝利を果たしてはおらず、悲願の地元優勝も待たれるところ。またアトキンソンは、パシフィックカップ2連覇にも王手をかけている。
一方、タイトル争いでのライバルと見られるプロトンモータースポーツは、今季からプロトンサトリアネオS2000に履くタイヤをDMACKにスイッチしたが、前戦ニューカレドニアではアリスター・マクレー、P-G・アンダーソンが共にリタイアと厳しい展開となっている。
第2戦目となるジュニアカップでは、初戦でリタイアを喫した初代王者の番場彬(プロトンサトリアネオ)が巻き返しを狙う。
併催のオーストラリアラリー選手権を合わせると、100台を超えるエントリーを集めた今イベントでは、国内戦カテゴリーで、オーストラリアチャンピオンのサイモン・エバンスが2WDクラスでマツダ2(日本名デミオ)をデビューさせる。
オーストラリア選手権は2013年からメインカテゴリーを2WDに移行することが決まっており、エバンスの実弟、エライ・エバンスと、ベテランのマーク・ペダーもイタリアのJMS製ホンダフィットで参戦。2WDクラスの兄弟対決にも注目が集まっている。