WRCタイトルを2回獲得しているマーカス・グロンホルムが今季、米国のグローバルラリークロス選手権(GRC)に、ベストバイラリークロスチームからフル参戦することになった。
現在42歳のグロンホルムは、先週参加した、カリフォルニア州のウィロースプリングスインターナショナルウェイでのプレシーズンテストで見せた好走を受けて、今季設定される6戦全戦への参戦を決めた。
チームの運営を担うのは、アンドレアス・エリクソン率いるオルスベルグモータースポーツエボリューション(OMSE)で、2台のフォードフィエスタを製作し、米国の他、ヨーロッパでも参戦を予定している。グロンホルムのチームメイトは、英国出身のラリークロスドライバー、デビッド・ビンクス。
ロスアンジェルス近郊で行われたテストの後、グロンホルムは「フル参戦プログラムの仕事に戻ることができて光栄だよ。もちろん、目指すのはチャンピオン。GRCを取り巻く環境はとても盛り上がっていて、近々ブレイクするモータースポーツの形なのだと思う。グランドスタンドの観客やTVの視聴者が、(約21m)もの大ジャンプをしながら抜きつ抜かれつのバトルを目の当たりにするんだ。ハマらないわけがない」
今季のGRCは6戦中5戦が、ナスカー、インディカー、Xゲームとの併催となっている。開幕戦は、5月26日、ノースカロライナ州シャーロットモータースピードウェイで開催されるナスカースプリントカップとの併催戦。