IRCコルシカデイ1:ミケルセンが首位、新井はP3位スタート – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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IRCコルシカデイ1:ミケルセンが首位、新井はP3位スタート

 

IRC第4戦ツールドコルス(ターマック)は5月10日、フランス領コルシカ島南部のアジャクシオでスタートを迎え、デイ1は3SS(計69.48km)を走行。2011年王者でIRCターマック戦初勝利を目指すアンドレアス・ミケルセン(シュコダファビアS2000)が首位に立った。

今回のコルシカ戦には21台のS2000マシンがエントリーしたが、開幕ステージでベストタイムをマークしたのは、ジャンドミニコ・バッソ(フォードフィエスタRRC)。山岳路のステージでターボエンジンのマシンが効を奏した。バッソはコルシカ初参戦。

SS2になると、マニュファクチャラー登録を行ったばかりのMINIジョンクーパーワークスS2000を駆るダニエル・ソルドがベストタイムをマーク。SS3はNA版S2000のミケルセンと、開幕3本すべてで異なるドライバーがステージウィンを獲得した。

この日を終えて、ソルドはミケルセンに1.8秒差の2位、3位はプジョー207S2000のピエール・カンパナがつけており、IRCとしては久しぶりにトップ勢に異なる車両が出揃った。
4位はコルシカ初参戦のマシュー・アルゼノ(プジョー207S2000)、5位のヤン・コペッキー(シュコダファビアS2000)はコンクリート板にヒットして、タイムロス。6位のブライアン・ブフィエ(プジョー207S2000)はアンダーステアに苦戦中だ。

「完璧な日だったよ」とミケルセン。「ソルドは世界で最も優れたターマックラリードライバーの一人だしプッシュもしていたから、今日の自分のパフォーマンスにはとても満足している。明日になれば多少コンディションのいいステージになるから、いい形で初日を終えることができてうれしい。まだ先は長いけど、ここまではとても順調だね」

なお、バッソはSS3を4番手タイムでフィニッシュした後のリエゾンで、ストレートを逆走してくる他車を避けようとした際、道路脇の石にヒット。ステアリングにダメージを負ったまま20km走行したが、ドライブシャフトとエンジンにダメージが広がりデイ撤退。再スタートできるかどうかは不明。

プロダクションカップでは2008年のPWRCチャンピオン、アンドレアス・エイグナー(スバルWRX STI R4)が首位に立った。今季はトミマキネンレーシングからの参戦となった新井敏弘(スバルWRX STI R4)は初めて駆るTMR製マシンをシェイクダウンで走行しただけの状態でスタートを迎え、この日はエマニュエル・グイゴー(ルノーメガーヌRS)に続く3位で終えた。チームメイトのヤルコ・ニッカラが4位で追っている。

10季ぶりにツールドコルスに登場したフランソワ・デルクール(ルノーメガーヌRS)は、総合24位、2WDカップ4位で初日を終了。
「コルシカに参戦したのは、まだラリーを愛しているから。僕の人生だからね。コルシカは三菱で参戦した2002年以来。12,3回は走っているラリーだけど、ルノーメガーヌのグループNは全く違うマシンだしS2000が20台以上もいるから、首位に立つのは難しいだろうね。このマシンの良いところはシャシー。素晴らしいよ」

デイ2は、コルシカ島中部に5SS・115.19kmが設定されている。



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