全日本ラリー選手権第3戦「Sammyツール・ド・九州2019 in 唐津」は、4月13日(土)のSS5までの走行を終えて、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)を14.2秒差に抑えて首位に立つ展開となっている。
奴田原から18.1秒差の3番手には新井敏弘/田中直哉、同20.0秒差には鎌田卓麻/鈴木裕と、スバルWRX STI勢が続いている。
各クラス上位選手のコメントは次のとおり。
JN1 首位
奴田原 文雄
「タイヤが素晴らしかったですね。クルマのバランスも良かったんだと思います。天気はいいんですが、路面温度が低いのか、グリップが低めで少し滑りやすかったです。勝田選手は午後になると、どんどんタイムを上げてくると思いますが、僕はこのままだと思うので……。最初から安定している走りが僕らなので。でも、午前中で貯金ができたのは良かったです。この調子で午後もミスをしないように行きたいです」
JN1 2位
勝田範彦
「奴田原選手が速いですね。頑張っているんですが……。ステージはすごくいいコンディションでした。新しいSSはバンピーな箇所もあったので、危ない瞬間もありましたが、コースの上にいられて良かったです。午後はSANPOUに向けて、セッティングを考えようと思っています」
JN1 3位
新井敏弘
「クルマには大きな問題はありませんが、若干タイヤとサスペンションが合っていないかなという感じですね。これまで長い間使われていたステージでは、他の選手に対してハンデを負っている部分がありますが、逆に初めて使うようなSSであれば、少し有利に戦うことができます。午後に向けては、どうですかね……。大きく変わるようなことはないかもしれませんが諦めずに頑張ります」
JN2 首位
眞貝知志
「キツいです。色々な原因があるんですが、厳しいですね。ツイスティなSANPOUのステージが特に厳しかったです。サービスでできる限りのことをやってみたいと思いますが、けっこう厳しいです」
JN3 首位
山口清司
「最初のSS1は良かったんですが、その後は山本選手と競っていますね。いつもの唐津のとおり、タイヤに厳しいステージなんですが、摩耗はそんなに悪くないので、午後も行けると思います」
JN4 首位
高橋悟志
「今日も出来過ぎです。今回も先行逃げ切りですね。SS1はもともと得意なので、一気に勝負を掛けました。運良くタイム差がついたので、その後はしっかりまとめました。タイヤはキツかったんですが、一番硬いタイヤを選んだの良かったと思います」
JN5 首位
天野智之
「一応、全ステージでベストタイムを獲得できました。SS1は2輪駆動2番手タイムもとれました。でも、タイヤ的にはかなり厳しかったです。セクション後半は抑えて走ったんですが、それでも厳しかったです。新しいステージでは、思った以上にタイム差がつけられなかったので、油断せずしっかり走りたいと思います」
JN6 首位
大倉聡
「いつもの唐津という感じで、ドライビングは楽しいです。特にニューステージが難しいんですが、楽しいです。ギャラリーもいますし、民家の前を走ったりで、まるでWRCみたいです。CVTはハードが新しくなったので、その効果が出ています。とてもドライビングしやすいです。特にスタートなど、低速セクションで威力を発揮していると思います」