全日本ラリー選手権第2戦は、愛媛県久万高原町を舞台に開催。4月29日(日)~30日(月)の2日間にわたって争われるラリーは、今季初のグラベルラリーとしても注目を集めた。
SSの総距離は58.67km。デイ1は27.45km、デイ2は31.22kmという配分で、いずれも全日本屈指のテクニカルコースがエントラントを待ち受ける。
JN4クラスは、ファーストループで奴田原文雄が頭ひとつリードするが、2ループ目から勝田範彦が逆襲。さらに柳澤宏至が追従し、デイ1を終えた時点でトップが勝田、0.8秒差で柳澤が2位、柳澤から3.5秒差で奴田原が3位、奴田原から1.4秒差で石田正史が4位という、トップから4位までが5.7秒差の中にひしめき合うという激戦となった。
JN3クラスは、ブーンX4でJN3クラスに復帰した村田康介がデイ1トップで、地元四国の宇田圭祐が僅差で追う展開。
JN2クラスは、昨年の久万高原ラリーを制した増川智がデイ1トップを死守し、昨年のチャンピオン天野智之が5秒差で増川を追う。
JN1クラスは、ストーリアX4の山口貴利とFFストーリアの葛西一省が僅差で追う。
いずれのクラスも僅差の好勝負が展開されている全日本ラリー選手権第2戦。デイ2は天候が崩れるとの予報もあり、勝負の行方に大きく影響しそうだ。