ラリーアルゼンチン競技3日目は4月28日(土)の早朝サービスパークをスタート。7本のSSの合計距離は166.54kmだ。
路面は乾きコースの多くの部分がドライ。タイヤはハードコンパウンドがベストチョイスだが、ソフトを混ぜて装着する選手も。スペアタイヤの選択も含めたタイヤマネージメントは選手ごとに微妙に異なった。
0.1秒という僅差で首位を争うシトロエンのセバスチャン・ローブとミッコ・ヒルボネンの戦いは、オープニングのSS7でローブがベスト、続くSS8とSS9ではヒルボネンが連続ベストで2.1秒差に。
しかし、前戦ポルトガルでノーポイントだったシトロエンは早々にチームオーダーを発令。両者ともオーダーを受け入れ、午後はペースを落としリスクを排した走りに徹した。
3位にソルドがつけるフォードも、シトロエン勢との差が大きいことから順位堅守。SS13が終了時点で1位ローブと2位ヒルボネンの差は7.2秒、ヒルボネンと3位ソルドとの差は1分39秒7となった。ペター・ソルベルグは午後のセクションで3連続ベストタイムを刻むも総合順位は9位にとどまった。