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WRCアルゼンチン:SS1を制したのはタナック。WRC2は勝田がベスト

©TOYOTA

WRC第5戦アルゼンチンは競技初日のSS1を終え、トヨタのオィット・タナックが首位に立つかたちでその幕を開けた。2番手にはシトロエンのセバスチャン・オジエ、3番手はトヨタのクリス・ミークとなっている。

SS1はビラ・カルロス・パスの市内に設けられたミックスサーフェイスの市街地SS。ジャンクションやラウンドアバウトといった特徴的なコーナーに、グラベルセクションが組み合わせられる。雨で滑りやすい路面のなか、上位陣はリバースオーダーでスタートした。

コース距離はわずかに1.9kmだが、タナックはSS2番手のオジエに1.6秒差をつけるベストタイムを刻み、幸先のよいスタートを切った。3番手ミークの背後には、アンドレアス・ミケルセン、ティエリー・ヌービル、ダニ・ソルドとヒュンダイ勢が続く。6番手ソルドと同タイムでトヨタのヤリ‐マティ・ラトバラが並び、シトロエンのエサペッカ・ラッピ、Mスポーツ・フォードのエルフィン・エバンス、テーム・スニネンというオーダーとなっている。

また、WRC2で出場した勝田貴元はこのSSでWRC2勢のトップタイムをマーク。2番手のガス・グリーンスミスに0.8秒のリードを築いている。

競技2日目はSS2〜SS8の計7SS、145.92km。いよいよ本格的なグラベルロードでの争いとなる。午前と午後にそれぞれ29.85km(SS3/7)のロングステージがあり、天候と相まって勝負のポイントとなりそうだ。SS2は日本時間20時08分スタート。

WRCアルゼンチン SS1後暫定結果
1. O.タナック(トヨタ・ヤリスWRC) 1:58.6
2. S.オジエ(シトロエンC3 WRC) +1.6
3. K.ミーク(トヨタ・ヤリスWRC) +1.7
4. A.ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC) +2.0
5. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +2.1
6. D.ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC) +2.3
7. J-M.ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC) +2.3
8. E.ラッピ(シトロエンC3 WRC) +2.9
9. E.エバンス(フォード・フィエスタWRC) +3.1
10. T.スニネン(フォード・フィエスタWRC) +3.5
11. 勝田貴元(フォード・フィエスタR5) +3.8



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