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WRCアルゼンチン:競技3日目もヌービル首位堅持、ミケルセンが浮上しヒュンダイ1-2

©HYUNDAI

WRC第5戦アルゼンチンは競技3日目のSS9〜SS15、計7SSを終えて、ヒュンダイのティエリー・ヌービルが首位をキープ。2番手にはチームメイトのアンドレアス・ミケルセン、3番手にはシトロエンのセバスチャン・オジエというオーダーだが、ヒュンダイのダニ・ソルド、トヨタのクリス・ミークが僅差でつけ、混戦模様となっている。

Red Bull

オープニングのSS9は、街中をスタートして一気に山を駆け登るヒルクライムステージ。ここではヌービルがベストタイムをマーク。トヨタのオィット・タナックはSS2番手タイムをマークし、総合順位でもひとつポジションアップ、オジエをかわして2番手浮上に成功した。タナックはその勢いでSS10とSS11も制し、ヌービルに5.1秒差と迫る。SS11ではオジエがパワステのトラブルに見舞われてタイムロス、代わってトラブルを抱えながらも走行を続けるミークが総合3番手にポジションアップを果たしている。2台同時走行のSS12ではミケルセンが好走を見せ、総合5番手から3番手にジャンプアップ。午前中の4SSを終えた段階で、首位からヌービル、タナック、ミケルセン、ミーク、ソルド、オジエというトップ6。ミケルセンからオジエまでは20秒弱と、まだまだ展開は分からない。

TOYOTA

午後の再走SSに入るとパワーステアリングを修復したオジエがスピードアップ。SS13、SS14と連続ベストタイムを刻み、上位を追いかける。このSS14では総合2番手を走行していたタナックが電気系トラブルでストップ、この日の競技続行を諦めることに。これで総合2番手となったミケルセンは、この日最後のSS15でベストタイムをマーク。昨年のスウェーデン以来表彰台から遠ざかっており、2番手の座をキッチリと固めたいところだ。

走行終了後、主催者はトヨタのタナックとミークに対し、SS11でのコース走行ミスを理由に10秒のペナルティを科すことを明らかに。これでミークは総合3番手から総合5番手に順位を落とすこととなってしまった。

M-SPORT

エル・コンドル、ミナ・クラベロといった名物ステージを走行する競技最終日は、SS16〜SS18のわずか3SS、53.16km。首位ヌービル、2番手ミケルセンに続く、オジエ、ソルド、ミークによる3番手争いはどのような決着をみるのだろうか。トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラもミークの15.2秒後方、総合6番手につけており、最終日も引き続き注目のポイントとなりそうだ。SS16は日本時間の28日(日)の21時08分スタート。

WRCアルゼンチン SS15後暫定結果
1. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) 2:37:23.6
2. A.ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC) +45.7
3. S.オジエ(シトロエンC3 WRC) +1:06.0
4. D.ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC) +1:12.0
5. K.ミーク(トヨタ・ヤリスWRC) +1:13.2
6. J-M.ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC) +1:28.3
7. T.スニネン(フォード・フィエスタWRC) +3:48.4
8. M.オストベルグ(シトロエンC3 R5) +12:04.5
9. O.タナック(トヨタ・ヤリスWRC) +14:14.3
10. P.ヘラー(フォード・フィエスタR5) +16:18.2



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