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ERCカナリアス:レグ1を終え、王者ルキヤナクとERC1ジュニアのぺぺ・ロペスが僅差のバトル

©ERC / Gregory Lenormand / DPPI

ERC第2戦ラリー・イズラス・カナリアスは5月3日、スペイン領のカナリア諸島グランカナリア島で開幕。この日はレグ1に設定された8SSの走行が行われ、2018年チャンピオンのアレクセイ・ルキヤナクが首位でこの日を終えた。ERC1ジュニアのペペ・ロペスが3.8秒で追う僅差のバトルとなっている。

カナリアスでは過去3度優勝しているルキヤナクとロペスは、それぞれ4本ずつベストタイムをマークしたが、最長ステージではいずれもルキヤナクがステージウインを奪取したことから、総合タイムではルキヤナクがわずかに先行した。

グランカナリア郊外のワインディングではルキヤナクの後塵を拝したロペスだったが、この日の最後に走行したスーパーSSでは、わずか2.9kmのステージでルキヤナクとの差を2.5秒詰めてきた。
「ロペスはまだ僅差で追っている。彼は、信じられない走りをしている」とルキヤナクは驚愕。
「他のライバルとはかなり差が広がっているが、自分たちは今のところ問題ない。最初のステージを終えたところで、プッシュしていこうと話をした。昨年はプレッシャーという意味ではもっと軽かったので落ち着いていた」

ルキヤナク同様、シトロエンのワークス支援を受けるC3 R5を駆るロペスは、百戦錬磨のルキヤナクとの直接対決に戦々恐々だ。
「ルキヤナクは自分よりも格段に経験が豊富なのは間違いないので、シトロエン・エスパーニャと掲げた自分のターゲットのERC1に専念しなくてはならない。でも、ERCの総合優勝争いをC3 R5同士で戦っているので、シトロエンはマシンがこれだけコンペティティブであることに誇りを持っているはずだよ」

ERC / Jorge Cunha / DPPI

ERC1ジュニアの選手権リーダー、クリス・イングラムも、3位争いが激戦となっている。序盤の出遅れからすぐに挽回し、SS1での9番手から一気に順位を上げてきた。

ERC2はアルベルト・モナーリ(フィアット124アバルトRGT)、ERC3ジュニアはジャン‐バティスト・フランチェスキ(フォード・フィエスタR2T)がそれぞれトップに立っている。

ERC / Jorge Cunha / DPPI


ERC / Jorge Cunha / DPPI

競技最終日となるレグ2も8SS、103.96kmが設定されている。

ERCカナリアス 暫定結果(レグ1終了時点)
1. A.ルキヤナク/A.アルナウトフ(シトロエンC3 R5) 1:02:43.6
2. J.ロペス/B.ロザダ(シトロエンC3 R5) +3.8
3. C.イングラム/R.ウィトック(シュコダ・ファビアR5) +40.2
4. M.グリエベル/S.コペチェク(シュコダ・ファビアR5) +43.9
5. I.アレス/D.バズケス(ヒュンダイi20 R5) +50.9
6. N.ヘルチグ/R.フレンツ(フォルクスワーゲン・ポロGTi R5) +51.6
7. L.ハバイ/D.ディムルスキ(シュコダ・ファビアR5) +52.5
8. P.ルーベ/V.ランダイス(シュコダ・ファビアR5) +1:01.5



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