全日本ラリー選手権第4戦「Sammy久万高原ラリー」は、初日のSS2までの走行を終えて、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が新井大輝/小坂典嵩(スバルWRX STI)を0.7秒差に抑え首位に立った。
奴田原から1.1秒差の3番手には新井敏弘/田中直哉が、4.3秒差の4番手には勝田範彦/石田裕一のスバルWRX STI勢が続いている。
各クラス上位選手のコメントは次のとおり。
JN1 首位
奴田原文雄
「大変ですね。濡れているところが危ないので、ちょっと抑えました。SS2はまあまあで、前のふたりには勝てたけれど、大輝にはどうかな? 前回と同じように走っていますが、これ以上にやれることはないので、とにかく落ちないように気をつけます」
JN1 2位
新井大輝
「ミッションオイルがSS2で漏れてしまっていて、急にグリップがなくなってしまいました。めちゃくちゃ怖かったです。ずっと滑って怖かった。SS1はまだ無駄があるので、まだ合わせ込めれば、もっとタイムを上げられると思います」
JN1 3位
新井敏弘
「SS1の後半が昨日の雨で濡れていて、かなり滑りやすかったです。出走順が早いクルーは水が乗ったジャリがすごくて、後半のクルーはある程度状況は良くなったかもしれません。自分に関してはかなり抑えることになりました。SS2はサイドブレーキが効かなくて、全然ダメでした。それでかなりタイムロスしたと思います。午後はセットアップを変えようと思っています」
JN2 首位
眞貝知志
「全然周囲の展開が分からず走っていますが、最初のループは慎重にドライブしました。SS2の途中からオイルが路面に出ていて、滑りやすかったので注意深く走りました。SS1に関しては、濡れてはいましたが、予想ほどはスリッパリーじゃなかったです。このサービスで、いくつか試したいことがあるので、短い時間ですが検討してみようと思います」
JN3 首位
山口清司
「SS1が全然タイヤがグリップ上手く使えずに、だいぶペースが落ちてしまいました。SS2はステージの途中で山本選手がタイヤ交換をしていて、それをパスしたんですが、その後下りセクションでマシンをヒットさせてしまいました。まずはサービスで直します」
JN4 首位
高橋悟志
「ペースはだいぶ速いんですが、ブレーキが保たなかったですね。SS1の最後では効いていない状態でした。SS1とSS2の間で、なんとか対策したので、SS2は乗り切れました。午後は午前中よりもタフになると思うので、ペースを崩さず頑張りたいです」
JN5 首位
天野智之
「とりあえずタイム的には2本ともベストを獲れたのですが、サスペンションのセッティングが合っていないみたいで、反応が遅いところがありました。減衰を少し変えたら、面圧が得られなくて、アンダー気味になってしまいました。ステージは道幅が狭いですが、車速がかなり出るので、その辺りを注意しつつ、しっかり走りたいです」
JN6 首位
大倉 聡
「SS1が難しくて、序盤で右リヤをヒットしてしまって、ちょっと足回りにダメージを負っています。それもあって、リズムをつかむことができませんでした。SS2は悪くない走りができたのですが、クルマのセットアップが決まっていなくて、難しかったです。クルマが直るか分からないのですが、走れないことはないので、とにかくしっかり走りきりたいです」