FIAラリーマネージャーのイブ・マトンが、WRCが2022年にハイブリッドマシンを受け入れると語ったコメントを受けて、シトロエンとMスポーツ・フォードは次のように反応している。
シトロエンは、ラリーのために計画された最も根本的な変化に対する、自身の立場を強調した。同社は「我々にとって、WRCは自分たちの車両や価値のプロモーションを行うために設計されたマーケティングツール。近い将来、我々の商品レンジは電気自動車やハイブリッドモデルを展開していくことになるので、2022年のレギュレーションはこのトレンドに追随しなくてはならないことは、他の多くのマニュファクチャラーが考えているのと同様、言うまでもないこと。それでなければ、WRCは車両をプロモートする力を失うことになる」と語っている。2008年、シトロエンはプロトタイプのハイブリッドラリーマシンを製作し、ハイブリッドパワーを使うことにより社会に優しくなることを実演している。
一方、Mスポーツ・フォードはこの動きを歓迎する一方で「我々は、この変化のタイミングで参戦できるかどうかを決断するには、レギュレーションを確定してもらわなければならない」と付け加えている。
(Martin Holmes)