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ERCリエパヤ:レグ1はオリバーがトップ、新井は8番手

©ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI

ERC第3戦ラリーリエパヤ(グラベル)は5月25日、ラトビアでレグ1に設定された5SS・99.46kmの走行が行われ、ERC1ジュニアにもエントリーしている17歳のオリバー・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTi R5)が総合トップに立った。

ポロGTi R5でグラベルラリーに参戦するのは今回のリエパヤが初めてというソルベルグだが、現ERCチャンピオンのアレクセイ・ルキヤナク(シトロエンC3 R5)、地元リエパヤの若手マルティン・セスク(シュコダ・ファビアR5)を抑えての首位で最終日を迎える。

2003年のWRCチャンピオン、ペター・ソルベルグを父に持つオリバーはスタートから首位に立つと、この日設定された5本中、4本でステージウインを獲得した。午前中のループ最後のステージでハーフスピンを喫したことでルキヤナクに差を詰められたが、午後の2本で応戦し、その差を9.7秒に広げてこの日を終えた。

ERC / Gregory Lenormand / DPPI

一方、シェイクダウンではC3 R5のセッティングに満足がいかない様子を見せていたルキヤナクは慎重な滑り出し。しかし、SS3のベストタイムで2番手に浮上するとオリバーとの差を3.8秒にまで詰めた。午後のループではオリバーの速さにはついていけなかったが、プレッシャーをかけ続けている。

ERC / Gregory Lenormand / DPPI

昨年のERC3チャンピオン、19歳のセスクは、今回がR5マシンでの初イベント。地元の期待に応えて、ポディウム圏内につけている。そのセスクは、現在ERC1ジュニアで選手権首位につけているクリス・イングラム(ファビアR5)に11.6秒差をつけている。そのイングラムも、慣れ親しんだステージの多い日曜日に巻き返しを図る構えで、3位争いも注目を集めそうだ。

ERC / Gregory Lenormand / DPPI

チームSTARDから参戦している新井大輝は、C3 R5での初ラリー初日を総合5位タイムで終えたが、リモートサービスでマシンの始動にトラブルが生じサービスアウトが7分遅れたことでタイムペナルティを受けたことで、8番手となっている。

ERC / Gregory Lenormand / DPPI

ERC2は地元ラトビア出身で過去にはラリーリエパヤで総合優勝も飾っているラルフ・サーマキス(三菱ランサーエボリューションX)、ERC3ジュニアはケン・トーン(フォード・フィエスタR2T)がトップに立っている。なお、RSタケダから参戦している日本の村瀬太(フォード・フィエスタR2)は、SS4の後で電気系トラブルによりリタイアとなった模様だ。

ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI


ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI

競技最終日となるレグ2は、8SS・106.50kmが設定されている。

ERCリエパヤ 暫定結果(レグ1終了時点)
1. O.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTi R5) 48:13.2
2. A.ルキヤナク(シトロエンC3 R5) +9.7
3. M.セスク (シュコダ・ファビアR5) +24.9
4. C.イングラム(シュコダ・ファビアR5) +36.5
5. L.ハバイ(シュコダ・ファビアR5) +1:02.2
6. F.マレス(シュコダ・ファビアR5) +1:14.1
7. A.ソウロフタス(シュコダ・ファビアR5) +1:51.5
8. 新井大輝(シトロエンC3 R5) +2:00.2



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