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WRC招致準備委員会高橋氏「来週の今頃にはいい報告ができるはず」

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全日本ラリー選手権第5戦モントレー2019のイベントステージにWRC日本ラウンド招致準備委員会の高橋浩司氏が登壇(写真右)、ラリージャパンおよび11月に開催される予定のテストイベントについて語った。

「来週にはFIAで世界モータースポーツ評議会(ワールドモータースポーツカウンシル、WMSC)が開催されますので、そこで何らかのアナウンスがなされるのではないかと。それに合わせて来週の今頃には皆様にいい報告ができるのではないかと考えています。ラリージャパンの開催想定時期としては秋、11月頃かと考えています。すでに発表されているとおり、開催地域は愛知県と岐阜県。起点となるモリコロパークでは、ヘッドクオーターにサービスパーク、ラリーパークやスーパーSSなど、“全部盛り”ができるように考えています」と、高橋氏。

また、11月に行われるテストイベントは『セントラルラリー愛知・岐阜』についても言及。

「ノンチャンピオンシップの国際格式ラリーとして開催予定ですが、先週のWRCポルトガルでは各ワークスチームに、参加についての打診をしてきました。その結果なども含め、来週にはご報告ができるのではと考えています。たくさんの方々に見ていただけるように、色々な仕掛けを考えていますので楽しみにしていてください」

具体的な参加チームに関しては、降壇後に行った本誌の取材で次のように明かしてくれた。

「トヨタ、ヒュンダイ、シトロエン、Mスポーツ、そしてシュコダの各チームに声をかけています。レッキは来ると約束してくれているチームもあります。ラリージャパン開催に向けて、周辺環境やHQ、サービスなどの施設、コースの路面などをチェックしたいという意図もあるでしょう」

「ラリージャパンはおそらく秋の開催になると思いますが、シーズンの終盤ですし、選手権では大事な局面になるはずです。なんらかのかたちでどのチームも来日することになると思っています。レッキの日程については現在調整中ですが、たとえば木曜日からレッキが行えるとなれば、オーストラリアに行く前のドライバーたちが立ち寄ってくれるかもしれませんね」

テストイベントのルートに関しては、愛知に加えて岐阜方面も使用されるという。

「4月のモータースポーツジャパンでお話しした段階では、愛知県内のみで行う予定でしたが、岐阜方面からの強い要望もありました。ただ2日間で岐阜までのエリアをカバーする難しさもあるので、ごく一部ですが、リエゾンだけでなくSSとしても通るようなかたちにして、現在ルートを組んでいます」

気になる観戦チケットの販売についてはどうだろうか?

「チケット発売時期については、なるべく早くお知らせしたいと思っています。夏くらいにはお知らせできるはずです。また、テレビも含めた映像の放映・配信についても、なんらかのかたちでやろうと思っています」

最後に、あらためてラリージャパン開催に向けての意気込みを聞いた。

「昨年の反省をもとに、こちらも体制を見直して、できることはやってきたつもりです。FIAやラリー委員会も、カレンダー決定プロセスの見直しをしてくれました。ただ、最後まで何が起きるかは分かりません。気を抜かず、しっかりと準備を進めようと思っています。5月に行われたWRC委員会では、想定どおり順調にいったという報告を聞いていますので、先ほど言ったように6月のWMSC、あるいは遅くとも10月には具体的な内容を発表できるのではと考えています」



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