スバル・モータースポーツUSAは、6月22−23日に米国アイダホ州アイダホシティで開催されるアメリカン・ラリー・アソシエーションシリーズ(ARA)第5戦アイダホラリー・インターナショナル(グラベル)に、デビッド・ヒギンズとオリバー・ソルベルグの2名をスバルWRX STIのドライバーとしてエントリーさせる。
昨年、初めてARA戦として開催されたアイダホラリーは、極めてテクニカルな特徴で参戦者を驚かせた。ヒギンズのコ・ドライバー、クレイグ・ドリューは「自分がペースノートを書く時は通常、ペースノートには1kmあたり1ページ使うのだが、アイダホでは16kmのステージで25ページ必要になることもある」とコメントしている。それだけ、アイダホのステージはツイスティで難しいと言える。
そのヒギンズは「アイダホラリーは、米国の他のイベントに比べて格段に速度が低くてナロー。クルーにも厳しいイベントだが、容赦なくスイッチバックさせられるコーナーや、平均速度も低い事でマシンにも負担が大きい」と語る。
「全てを冷静に行う事がとてもチャレンジングだ。今年は会期が昨年よりも数ヶ月早くなっているので、そのことでどれだけ道のコンディションが変わるのか、興味深いね」
一方、前回のARA戦で初優勝をマークしている17歳のソルベルグは、今回もベテランのデニス・ジロウデと組む。先日はERCラトビアにR5マシンで初参戦し、シリーズ最年少優勝を飾るなど勢いに乗るソルベルグは
「アイダホラリーのことはあまり知らないんだ。デビッドに道について聞かせてもらったが、かなりチャレンジングで、高速、タイト、ツイスティ、テクニカルと全ての要素が盛り込まれているような感じ。中心となるのはルーズでサンディな路面だ」とコメント。
「前回、スバルをドライブした4月のオリンパスラリーでは勝っている。自分にとって大変な出来事だったし、本当に誇らしい時間だった。ソルベルグがスバルで勝ったという事実を作れたのは素晴らしいこと。今回も、また再現したいね」