2012年のFIAアジア-パシフィックラリー選手権は3月30日-4月1日、ニュージーランド北島で開催されるラリーワンガレイで開幕を迎えるが、この初戦のエントリーリストが発行された。
カーNo.1はディフェンディングチャンピオンのアリスター・マクレー(プロトンサトリアネオS2000、プロトンモータースポーツ)。今季からチームメイトとなるノルウェーのパーガンナー・アンダーソンはカーNo.3.APRC初参戦のアンダーソンだが、JWRC時代にニュージーランド戦、ジャパン戦に参戦しており、ニュージーランドのステージは2008年以来となる。
カーNo.2は、チームMRFへの電撃加入を発表したクリス・アトキンソン(シュコダファビアS2000)。アトキンソンは2011年のワンガレイ戦を制しているが、シュコダベルギーから直送されるファビアS2000に乗るのはイベント直前。チームメイトのガウラブ・ギル(カーNo.4)はS2000マシンのドライブは今回が初めてとなるため、プロトン勢とのタイム差に注目が集まる。
新体制となったプロトンR3クスコラリーチームは、昨年の2WD王者であるカラムジット・シンがカーN0.6、ジュニア王者の番場彬が8、マレーシアの若手、ケネス・コーが10となった。また今季はパシフィックカップのみのノミネートとなったニューカレドニアの強豪、ジャンルイ・レイロードは、マシンをR3スペックのシトロエンDS3にスイッチしている。
また今イベントには、併催のニュージーランド選手権枠で、デイブ・ストロングがフォードフィエスタS2000をドライブ。そのほか、リチャード・メイソン、エマ・ギルモア、クリス・ウェスト、マット・ジェンセンら強豪が凌ぎを削る。
ラリーは、新ステージのパラヒ(過去WRCでも使用されたステージ)など計16SS・283.28kmで構成。昨年まで7月開催が続いたニュージーラン戦だが、今年は会期中の3月31日にサマータイムが終了。4月1日の早朝3時には時計を1時間戻さなくてはならないので注意が必要だ。