7月27−28日に、APRCのアジアカップイベントが開催されるインドネシア。実に10年ぶりにFIA格式ラリーが開催されることとなる。1996年、1997年、インドネシアではWRC戦が開催されているが、いずれもフォード・エスコートWRCのカルロス・サインツが優勝を飾っている。その後、2009年まではAPRC戦が開催されていた。2010年もAPRCのカレンダーに入ったが、開催がキャンセルとなっている。
今回のラリーインドネシアも拠点はスマトラとなり、メダン南東部にあるプランテーションのステージを走行。数え切れないようなコーナーが続くウネウネした道で、暑さと気温の高さが厳しく、路面が急変することもある難しさを備えている。
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先週、カラペグアで開催されたパラグアイ選手権第3戦ラリー・デ・ラ・リパブリカは、アレサンドロ・ギャランティのトヨタ・エティオスR5が優勝を飾った。これで今季の勝者は3人目。ここ2戦をそれぞれ制していたディエゴ・ドミニゲス(ヒュンダイ i20 R5)とグスタホ・サバ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)は、このイベントではトラブルに見舞われている。
ギャランティは、ルイス・マルドナルド(シュコダ・ファビアR5)、ミゲール・ザルディバール(ポロGTI R5)を抑えての勝利だった。
近隣エリアでは、アルゼンチン国内選手権の第5戦ゴヤラリー(コリエンテス地方)で優勝をマークしたマルコス・リガト(シボレー・アジャイルMR)が、選手権リードを広げている。リガトはこれがシリーズ3勝目で、ニコラス・ディアスを4.4秒差で制した。トップ5にはそれぞれ異なるメーカーのマキシラリーカーが並んだ。
(Martin Holmes)