F1パイロットのバルテリ・ボッタスが先週、トヨタ・ヤリスWRCでテストを行った。ボッタスは、1月のフィンランド国内戦アークティック・ラリーにてフォード・フィエスタWRCでラリーデビューを果たしていることから、ヤリスWRCで再びラリー参戦に臨むのではないかという憶測が流れている。
フィエスタWRCでラリーマシンの魅力に取りつかれたというボッタスは、地元フィンランドに拠点を置くTOYOTA GAZOO Racing WRTのボスであるトミ・マキネンに連絡を取り、ヤリスをテストできないかと尋ねたという。
トヨタのワークスドライバー、オィット・タナック、クリス・ミーク、ヤリ‐マティ・ラトバラがフィンランド向けプレイベントテストを終えた後、ボッタスは、チームの拠点に近いユバスキラ近郊の道で1日、ヤリスでのテストを行ったという。
ボッタスのテストに関してチームのスポーティングディレクター、カイ・リンドストロームは、4台目のエントリーはないよ、と冗談をほのめかした。
「契約はしていない」とリンドストローム。
「アークティックラリーでは彼はラリーを楽しめたようだが、我々も最高のマシンを持っているので彼がそれを試したかった。チームのドライバーがユバスキラの道を封鎖してテストを終えた後に、バルテリがテストをした」
アークティックラリー同様、ボッタスのコ・ドライバーは、マーカス・グロンホルムとともにWRCタイトルを獲得したティモ・ラウティアイネンが務めた。