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JSR/JRC横手:初日SS3を終えてヤングがJSR首位。全日本ラリーJN1は新井大輝が16.5秒のリード

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日本スーパーラリーシリーズ第3戦/JAF全日本ラリー選手権第7戦「Sammy 横手ラリー2019」は、初日SS3までの走行を終えて、マイケル・ヤング/マルコム・リード(TOYOTA CUSCO YARIS 4WD)が52.2秒差でJSRの首位に立っている。

全日本ラリー選手権JN1クラスは、新井大輝/小坂典嵩(SUBARU WRX STI)がトップ。2番手の奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)に対して16.6秒のリードを築いている。

各クラス上位選手のコメントは次のとおり。

JSR 首位
マイケル・ヤング

「ステージは悪くなかったけれど、駆動系に問題を抱えていて、グループNみたいな走りになってしまった。それでも、こうやってサービスに戻ってこられたからね。それにしても本当に暑いね。湿度も高いし、まるでマレーシアにいるみたいだよ(笑)。この状況だし、無理をせずにとにかくフィニッシュを目指すよ」

JSR 2番手
青山 康

「クルマは問題ないんですが、自分の体力が問題ですね(笑)。我々のポジションでも、かなり路面は厳しかったです。轍があるわけではないんですが。午後は暑さに負けないように頑張ります」

JN1 首位
新井大輝

「SS1をフィニッシュして、クーラントから漏れているのが分かりました。SS2を終えた段階で再度チェックしたら減っていたので、水を足したのですが、SS3の4km地点からはオーバーヒートの症状が出てきました。それで、ある程度抑えて、暖房を入れて走りました。本当に暑かったですし、かなりキツかったです。午後に向けては、タイヤがかなり減っているので、ある程度考えながら走ろうと思っています」

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JN1 2番手
奴田原文雄

「砂利がたくさんがあったので、いいラインを走るのが難しかったです。午前中は砂利掃除があると分かっていたので、仕方がないんですけどね。午後は最初の走行よりは路面も良くなると思います。それでも、トリッキーなコースもたくさんあるので、注意が必要です」

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JN1 3番手
勝田範彦

「あまりにも暑くて、SS3は朦朧としてペースノートのコールがしっかり聞き取れませんでした。何度か『これはなんだ?』って感じでした。路面はかなり良かったですが、タイヤがかなり減ってしまうので、ちょっと考える必要がありそうです」

JN1 4番手
新井敏弘

「SS3は左リヤをスローパンクチュアしました。残り3~4kmくらいかと思います。今回大輝と同じ足回りで走ったんですが、柔らかくて、全然ちゃんと走れませんでした。本当に難しかったです。このサービスでセッティングを変えるつもりです」

JN2 首位
上原 淳

「ヘイキが速いですね。誰が速いかということよりも、熱中症になります。これはつらいです。このセクションで1リットル飲み干してしまいました。クルマもオーバーヒート気味で、回して走ったら、すぐにオーバーヒートの症状が出てしまいます。SS1の7kmを超えたら、オーバーヒートです。僅差のバトルですが、やっている方は本当にキツいです(笑)」

JN3 首位
山本悠太

「初めてのラリーなので慎重に入りました。なかなかタイムが分からなかったので、自分のタイムが周囲とどれくらの差があるか分からず、自分のペースがつかみにくかったです。タイヤの減りが早いくらいで、大きな問題はありません。午後も道のコンディションは大きく変わらないと思うので、最初のループと同様にしっかりと走りたいです」

JN4 首位
香川秀樹

「あまりに暑いので、エアコンつけてきて本当に良かったです。去年の福島で熱中症になったので、対策してきました。クルマもキツいので、我慢して走って、行けるところで攻めたいと思っています。まだマイナートラブルが出ているので、様子を見ながら走ろうと思います」

JN5 首位
天野智之

「SS1でオーバーヒートの症状が出てしまったので、ヒーターをかけて走りました。すると、今度は体が保たなくなってしまって、半ば熱中症気味で走りました。SS3のフィニッシュ後、ぼーっとしたので、クルマを停めて水分を取りました。今日はかなり厳しい状況になりました。砂利が残っているので、頑張っているわりにはタイムは出ませんでしたね。次のループはタイムが上がってくれたら、嬉しいですね」

JN6 首位
大倉 聡

「暑さがキツいんですが、クルマが素晴らしいです。ようやくラリーのCVTになったと実感しています。乗っていて速いですし、これはMTに対してアドバンテージがあると実感しました。後半、タイヤが厳しかったので、かなり抑えたのですが、それでも天野選手にタイムで勝っていました。抑えて勝てるというのは、今までなかったので、すごく進化を実感しています。ローギヤがアドバンテージになっていて、これはMTでは実現できないレベルです。エンジンがタレているので、それをケアすれば、すごいマシンになる実感があります。無理をしていない中での状況なので、本当に面白いです」

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