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WRCフィンランド:接戦の競技2日目はトヨタのラトバラが首位。勝田はWRC2の3番手

©TOYOTA

WRC第9戦フィンランドは競技2日目を終えて、トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラが総合首位、2番手には同じくトヨタのクリス・ミーク、3番手にはシトロエンのエサペッカ・ラッピという順位になっている。

この日行われたのはSS2〜SS11の計10SS、126.55km。午前・午後で5SSずつを走行する。オープニングのSS2ではラトバラがベストタイムをマークし、トヨタ勢が1-2-3体制を築いてみせる。SS3ではミーク、SS4では再びラトバラ、そしてSS5ではオィット・タナックとベストタイムを並べ、午前中最後のSS6でもラトバラが3回目の一番時計をマークした。SS6までを終えた段階でタイムは拮抗しており、首位のタナックと2番手ラトバラの差は5.4秒、ラトバラと3番手ミークの差は0.4秒となっている。その後方でも戦いは熾烈で、9番手のスニネンまでが30.9秒の間に入るという緊張感の高いバトルが繰り広げられている。

Red Bull

ラトバラは、サービスを挟んで午後のオープニングとなったSS7を制してタナックをかわし、総合首位に立つことに成功する。これでラトバラと2番手タナックの差は0.4秒、タナックと3番手ミークとの差はわずか0.1秒となった。そしてミークと4番手ラッピの差は1.1秒。まったく気の抜けない戦いが続く。そしてSS8、ヒュンダイのアンドレアス・ミケルセンがベストタイムをマークしてシトロエンのセバスチャン・オジエをかわし、総合6番手にポジションアップ。そして上位陣では首位ラトバラの0.6秒差にタナック、ミーク、ラッピの3人が並ぶ事態となった。

HYUNDAI

SS9はラトバラが制し、その後ろにラッピ、ミーク、タナックが続く。SS10はラトバラとミークが同タイムでベストを分けあい、ミークは僅差ながら単独総合2番手に浮上した。そしてこの日最後のSS11は、SS1と同じくユバスキラの市街地ステージが舞台となる。ここではSS1と同じくヒュンダイのティエリー・ヌービルがベストタイムをマーク、上位陣の総合ポジションは変化なく、首位ラトバラ、2番手ミーク、3番手ラッピ、4番手タナックというかたちとなった。

M-SPORT

首位のラトバラから4番手タナックまではわずか2.6秒という僅差。加えて、ヒュンダイ勢最上位の5番手クレイグ・ブリーン、6番手アンドレアス・ミケルセンの差は0.4秒。さらに7番手オジエもミケルセンの0.7秒差につけており、明日は首位争いに加え、5番手争いも注目を集めそうだ。

TOYOTA

WRC2の勝田貴元は初日のSS1を7番手でスタートしたものの、安定して上位タイムを並べ、一時はWRC2クラスの2番手につけるなど好走を披露。最終的にはシュコダのニコライ・グリアジンと0.1秒差の3番手でこの日を終えている。

競技3日目はSS12〜SS19の8SS、132.98km。4SSを2回ずつ走行する構成となる。開催期間中で最も長い距離を走るため、山場の1日となることが見込まれる。オープニングのSS12は日本時間3日14時08分スタート。

WRCフィンランドSS11後暫定リザルト
1. J-M.ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC) 1:04:01.1
2. K.ミーク(トヨタ・ヤリスWRC) +1.2
3. E.ラッピ(シトロエンC3 WRC) +2.4
4. O.タナック(トヨタ・ヤリスWRC) +2.6
5. C.ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC) +14.2
6. A.ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC) +14.6
7. S.オジエ(シトロエンC3 WRC) +15.3
8. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +30.9
9. T.スニネン(フォード・フィエスタWRC) +52.6
10. G.グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) +1:38.3

15. 勝田貴元(フォード・フィエスタR5) +4:29.9



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