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ERCズリン:予選と開幕ステージはコペッキーがトップ、5連覇に向けて好発進

©ERC / Gregory Lenormand / DPPI

ERC第6戦バルムチェコラリー・ズリン(ターマック)は8月16〜18日、チェコの首都プラハから300kmほど東南に位置するズリンで開催される。

2004年からERCの一戦として開催されるズリンは、他にはないバンピーな路面のターマックステージが特徴。林道を抜ける道は速度域が高いステージも多いうえに、不安定な気候も試練となりそうだ。今季は例年よりも2週間、会期が早まっている。また、昨年は設定されなかったピンデューラの名物ステージが復活する。

今季のタイトル争いは、残り3戦。全8戦中ベスト6戦のポイントが有効となるが、上位3人のポイント差は22と激戦となっている。首位に立つのは現チャンピオンのアレクセイ・ルキヤナク。わずか6ポイント差でルーカス・ハバイが追う。3位につける英国のクリス・イングラムは、R5マシンで争う28歳以下のドライバーが対象となるERC1ジュニアタイトルも争う。

また今大会には新井大輝もエントリー。今季4度目となるERCに臨む。今回のコ・ドライバーには、再びイルカ・ミノアを迎えている。

16日には、4.40kmのコースで予選が行われ、このイベントで4年連続勝利中のチェコ国内チャンピオン、ヤン・コペッキーがトップタイムをマーク。コペッキーは、最初に選択権を獲得した走行順でも先頭走行をチョイスした。そのコペッキーは、この日の21時15分からズリンで行われた9.51kmのスーパーSSでもベストタイムをたたき出し、首位に立っている。

17日は、4SSを2ループする8SS、106.78kmのステージが設定されている。

ERCズリン暫定結果(SS1終了時点)
1 J.コペッキー(シュコダ・ファビアR5 Evo) 6:59.7
2 N.グリアジン(シュコダ・ファビアR5) +3.9
3 A.ルキヤナク(シトロエンC3 R5) +4.1
4 S.ワグナー(シュコダ・ファビアR5 Evo) +7.2
5 T.コストカ(シュコダ・ファビアR5 Evo) +7.7
6 V.ペック(フォード・フィエスタR5) +8.1

20 新井大輝(シトロエンC3 R5) +18.2



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