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ヘイデン・パッドンがEVラリーカーの製作を表明

©Hayden Paddon

ヘイデン・パッドンが8月20日、自身のFacebookページでコンファレンスをライブ配信し、母国ニュージーランドを拠点とするパッドン・ラリースポーツ・グループ(PRG)の自動車用電動モータードライブ(AEMD)部門が、世界に先駆けてEVラリーカーを製作することを発表した。

ベース車両はヒュンダイの小型SUVモデル「コナ」で、母国ニュージーランドのラリーに参戦できるように設計するという。

このプロジェクトでは、エンジニアリング面で様々な目標を設定し、EV車両のサウンド、安全性、レンジにおいて新しい時代を作り上げて行くという。2020年にグラベル、2021年にはフルプログラムの完成を目指す。ヒルクライムやスプリント系の競技にとって朗報なのは、ピークパワー面でも600kWを目指し、対応力を備えることを目指すこと。ヒュンダイ・ニュージーランド、YESパワーから支援を受け、自チームのテクニカルパートナーであるSTARD、ニュージーランドのカンタベリー大学、カラハン・イノベーションとタッグを組む。

パッドンは、このEVラリーカーの製作に当たり、サウンドを感じられること、そして相応の速さを重要視し、アジア・オセアニア地域でこのカテゴリーを牽引することを目指すとしている。

コンファレンス後、Facebookページに改めてコメントを寄せたパッドンは
「モータースポーツが自動車産業を先行して存続を維持するためには、国内レベルでも国際レベルでも、トップが一線で並ぶ必要がある」と語った。
「モータースポーツのマシンが、量産車よりも技術面で先を行く時代は終わろうとしている。だから、我々は独自の動きを進めて、その状況を修正しなくてはならない。EVモータースポーツはサウンドを生み出し、そして、しっかり速さを誇示できる存在になる!」

Facebookページでは、このコンファレンスで披露したティーザー動画も公開している。



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