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Mスポーツ・フォード、ターマックの得意なふたりの若手でドイツに挑む

©M-Sport

今季最後のフルターマック戦となる今週のドイツでは、エルフィン・エバンスが欠場するため、テーム・スニネン、ガス・グリーンスミスの布陣で臨むMスポーツ・フォード。若手のふたりだがともに舗装を得意としており、予測不能な難関戦で注目の存在を言えそうだ。

フィンランド人ではあるが、レーシングカート出身のテーム・スニネンにとってターマックは馴染みのある路面。過去、ドイツではトップ5フィニッシュも果たしているスニネンは、今回もエルフィン・エバンス不在のなか、チームを牽引しながら好パフォーマンスを披露したいところ。
「ラリードイツは本当に厳しいラリーだが、その試練に挑む準備はできている」とスニネン。
「前回のターマック戦ではいい走りができたので、今回もその力を発揮したい。テストは1日半行い、ベストのセッティングを見つけることができたし、フィーリングもすごくよかった。もちろん、このイベントは常に限界まで攻めることはできないが、もし集中を維持することができれば、いいラリーができると思う。今回は、ノートクルーの役目も重要。カットできる場所が多いので、路面にダートもたくさん出てくる。コンディションも変わりやすいので、ノートの変更も増えるだろう」

フィンランドに続いて、エバンスの代替としてWRカーを駆ることになったガス・グリーンスミス。WRカーで舗装ラリーに参戦するのは、これが初めてとなる。今季のモンテカルロでは、R5マシンを駆りWRC2 Pro部門優勝を飾っており、最高スペックのマシンでのポテンシャルに期待がかかる。
「今回の参戦に、とてもワクワクしている。ターマックは自分が育った路面なので、自分のテリトリーのようなもの」とグリーンスミス。
「フィエスタWRCはグラベルでも速いと思ったが、ターマックではまた別のレベルだと思うよ! ドイツで1日半、テストを行い、すべていい感じに流れている。ターマックでもすぐに走りやすい感触が得られたし、あのマシンに乗るフィーリングは、格別だった。ターマックイベントでは、すべてがギリギリという感じになるが、自分はこのラリーを余すことなく経験することに集中する。もし、余裕ができれば、タイムもついてくると思う」



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